星見司処

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■482 / 親記事)  次のアイドレス作成所3
  
□投稿者/ クレール 軍団(133回)-(2011/06/03(Fri) 22:48:17)
    前のところがいっぱいになりました。わぁい。
引用返信 削除キー/
■483 / ResNo.1)  EV172
□投稿者/ クレール 軍団(134回)-(2011/06/03(Fri) 22:49:12)
    鷹臣さんのをそのまま以下に転載。


    【猫士】
    ・るしにゃんには新興種族はいないが、猫士がネコ型・人型がいるため、これらを【ネコから人の姿へ、人の姿からネコへ変化できる】猫士として1枠作る。
    ・変形はTLOだが、変化はTLOではないので。(世界忍者の変化の術参照
    #個人的にどんなネコでも変化する姿(人)は美少女とかですね@@(夜更けのたわごと

    #参考質疑ログ
    + 来須・A・鷹臣 > Q臣:猫士・犬士・しかいないけど、その猫士・犬士が獣型・人型の二種類ある場合は2の方がいいのでしょうか・・?@@(Q:付け直して再掲です (5/26-01:19:15)
    + 芝村 > A臣:2.変形する種族として登録せよ (5/26-01:21:49)

    + 来須・A・鷹臣 > Q臣2:変形はTLOの条件のひとつだったと思うのですが、大丈夫なんでしょうか?(現状、猫士+上位の上の人アイドレスを作ればよく、そのうちの猫士が変形するものとして登録という認識でいます (5/26-01:23:53)
    + 芝村 > A臣2:変形ではなく、変化にしとけ、 変化の術はTLOではない(世界忍者国) (5/26-01:25:21)


    【人】
    ・猫士+高位人アイドレスの更に上、ということで【エルフ】作成予定。
    #・いろいろ懸念(下記参照)があるので弱点として「彼らは個々で絶技がもてない」とうの制限を設ける。(NO MORE 宇宙戦)
    #・私の生活ゲームでイヒヒ笑い状態を「エルフのよう」と例えられたことを考えて、もうちょっと質疑で詰め詰めしたいと思います。
    #具体的には、ばーっと軽く設定概要用意して一旦質疑板で見てもらうとか。


    #参考ログ
    + 来須・A・鷹臣 > Q臣3:高位森国人の上として、エルフあるいはハイエルフという方向性は大丈夫でしょうか? (5/26-01:55:27)
    + 芝村 > A臣3:ええ 多くの森国はそうなるだろう (5/26-01:57:00)

    + 来須・A・鷹臣 > Q臣4:現状のうちの国民と一般的なエルフ・ないしハイエルフとの差を考えると寿命くらいしかないのですが、他に何かありますでしょうか? (5/26-01:59:36)
    + 芝村 > A臣4:絶技つかいまくりとか。 (5/26-02:00:58)

    + 来須・A・鷹臣 > Q臣5:エルフ・ハイエルフが絶技使いまくりということでしょうか? (5/26-02:02:16)
    + 芝村 > A臣5:いや、ヤオト影響の話 (5/26-02:04:53)

    + 来須・A・鷹臣 > Q臣6:エルフアイドレスを作るとして、弱点として「彼らは個々に絶技を持つことはできない」という設定にした場合、絶技ばんばん使うようなことは回避できるでしょうか? (5/26-02:07:29)
    + 芝村 > A臣6:ええ (5/26-02:08:46)
引用返信 削除キー/
■484 / ResNo.2)  猫士種族作業枝
□投稿者/ クレール 軍団(135回)-(2011/06/03(Fri) 22:55:08)
    概要としては、

    ・人型が存在する理由は「変化の術を修得しているから」
    →変形はアウト(TLOに入ります。)

    ・今後を考えたら、得意分野を国民と分けたほうがいいかも?
    →竜猫ベースみたいな?

    ・猫妖精は猫士種族専用職業になります。
    (猫神、名医、弓兵まで。)

    参考URL:
    猫士一覧
    http://gamechaki.kotonet.com/cats.html
    アルフォンスさまのページ
    http://gamechaki.kotonet.com/alfons.html
引用返信 削除キー/
■485 / ResNo.3)  高高位人アイドレス枝
□投稿者/ クレール 軍団(136回)-(2011/06/03(Fri) 23:02:42)
    基本方針は「アイテム作りが得意なエルフ」にきまりました。
    (T10のアレとか、アイテムショップとか、竜猫の大剣、弓兵の弓などから。)

    エルフだとヤオト的に絶技をばんばんつかいそう
    →個人では絶技をもたない、という設定にする。
     →国家絶技もないので、安泰。
     →魔法も絶技の一種では?詠唱戦できなくなるかも…。
      →詠唱戦と絶技は違う、と明示すればOK。

    アイテム作りの危険性排除
    a. T10のころにあった国の75%が消滅した事件から、いきすぎた物を生み出さないよう、自戒と慎重を重ねたものづくりをしている。(高TLアイテムへの自戒)
    b.魔法・マジックアイテム作りには精霊回路を使わないと明記する。(魔法体系の設定を悪意ある方向に解釈されないため)
    c.大掛かりな装置やスケールに比してあまりに高度なアイテムを自分たちで作ることはない。(スケールおよび質的なTLOアイテムの回避。時間遅延が起こりそうなくらい情報集積してる指輪とか、世界移動するお城とか。)
    d.機械製品は作らない・触らない・合作しない(機械と魔法の混合によるTLO回避)
    e.一定レベル以上の作成品を国外の者(特に非森国・低物理国家に)に譲渡・販売すること、また国外の人に見られてのそういったアイテム作成の基本的な禁止(技術流出による国外でのTLO作成の抑止。でも封印の矢のような万一の危険回避や、産業としての立脚ができるように。)

    abdは必須らしいです。cがなくてもいいなら、cは抜いて作ってもいいかも。

    オプション
    ・上記制限がある代わりに、国内で作られたアイテムの取り扱いは得意である(長所として。弓の取り扱いも含む。)
    ・こうして作った焦点具や触媒を用いて、やむをえずの詠唱戦では全力を発揮する、とか?
    ・魔法や技術への取り組みは慎重で、また、適切を心がけている(白魔法の心)
    あたりもあるといいかも。
引用返信 削除キー/
■486 / ResNo.4)  質疑回答1
□投稿者/ クレール 軍団(137回)-(2011/06/03(Fri) 23:07:42)
    2011/06/03(Fri) 23:09:55 編集(投稿者)

    EV172は回数制限なく緊急タグで質疑をすることが許可されています。
    まずはその1とその2の回答をまとめて転載します。

    http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=15373

    >Q2:絶技を個々で使うことはできないとするのが濫用の抑止になる、ということですが、そのまま記述した場合、絶技=魔法という解釈がなされ、「x人以上が特殊をもたないと詠唱戦ができない」といった制限がつくことを懸念しています。
    >これについて、どのように考えたほうが安全orバランスがとれるでしょうか?
    >e.その他

    e 絶技と詠唱は違うと明示してあげれば?

    >Q3:森国はどこもエルフになりそう、ということで、他国との差別化を図る特徴としてアイテムを作るのがすき、という特徴がアイディアとして出ています。
    >ただ、やりすぎては暴走するので、この方向性がいい場合、次のように設定を考えております。
    >危ないもの、そこまでしなくてもいいものがあれば、教えていただけますでしょうか?
    >a. T10のころにあった国の75%が消滅した事件から、いきすぎた物を生み出さないよう、自戒と慎重を重ねたものづくりをしている。(高TLアイテムへの自戒)
    >b.魔法・マジックアイテム作りには精霊回路を使わないと明記する。(魔法体系の設定を悪意ある方向に解釈されないため)
    >c.大掛かりな装置やスケールに比してあまりに高度なアイテムを自分たちで作ることはない。(スケールおよび質的なTLOアイテムの回避。時間遅延が起こりそうなくらい情報集積してる指輪とか、世界移動するお城とか。)
    >d.機械製品は作らない・触らない・合作しない(機械と魔法の混合によるTLO回避)
    >e.一定レベル以上の作成品を国外の者(特に非森国・低物理国家に)に譲渡・販売すること、また国外の人に見られてのそういったアイテム作成の基本的な禁止(技術流出による国外でのTLO作成の抑止。でも封印の矢のような万一の危険回避や、産業としての立脚ができるように。)
    >f.上記制限がある代わりに、国内で作られたアイテムの取り扱いは得意である(長所として。弓の取り扱いも含む。)
    >g.こうして作った焦点具を用いてのみ、魔法を使うことができる(Q2の絶技封印=魔法封印の対策or強化)
    >h.がんばってもこの方向性は爆発しそうだからやめておいたほうがいい。
    >i.その他

    abdは押さえておかないとあぶないね。

    >Q5:Q2の絶技封印のほかに、安全性を高めるために能力的な傾向をつけるとしたら、どのようにするのがよいでしょうか?

    あんまり安全性はかわらない。

    /*/
    http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=15382

    >Q1:猫士・人ともに、設定文の中で物語、伝承を自作して引用する可能性があるのですが、
    >1−1.「トカゲが竜になったおはなし」のなかの「努力して火を噴くようになった」「飛ばなくてはいけないから飛ぶ技を覚えた」というような文言に似た説明をつけること、
    >1−2.祖先は森の神であるとして、その原型に一般的なエルフの話を引き合いにする(森国人の設定文中に記載)
    >といった設定・文章を用いるのは安全でしょうか?

    腕の見せ所だね。がんばれ。

    >Q2:るしにゃん王国には現在、形質問題にひっかかる人+猫妖精の組み合わせのアイドレスが4種類登録されていて、初期選択イグドラシルの実に2つが猫妖精の組み合わせになっています。(猫妖精+医師,猫妖精+忍者)
    >猫妖精の比重が重めなほうではないかと思うのですが、先日の質疑大会で話があったように、猫士専用職業などとしてこれらのアイドレスを登録し、国民・プレイヤーが着用する職業からは除外することは世論的にも問題なく形質問題の対処とできますか?


    ええ

    >Q3:るしにゃん王国における人の形質を守れていない可能性のある職業アイドレスとして猫妖精のほかに、猫神、竜猫が存在します。
    >猫神、竜猫は設定文上は猫神族のパートナーの人間として上記職業が存在する、としていたのですが、
    >現在これは形質問題の1つになっているでしょうか?

    大丈夫よ。

    >Q4:人+猫妖精アイドレスなどを質疑大会で行われた方法(猫士種族のみの着用アイドレスにする)で対処するとして、1つ気がかりなことがあります。
    >国民が最も多く着用しているアイドレスに高位森国人+猫妖精+弓兵+世界忍者があったと思いますが、これを人間が着用できなくすると、根源力制限から、一気に国民が着れる弓兵アイドレスが少なくなると思います。
    >とはいえ、森国人の12枠、高高位人の12枠に残しておくと着用し続ける者があらわれ、形質問題が残ることになってしまいます。
    >これについて、1つ先、2つ先の着用アイドレスから根源力制限のある職業を廃するように独自アイドレスを組み込むことで、弓兵系列の着用率を維持することはできますか?
    >(例:長弓兵+弓兵+世界忍者に入院患者を組み込んで入院患者+弓兵+世界忍者にする、とか。)

    根源力はどかんと高くなってるから、対策しないでも大丈夫だと思うよ。

    >Q5:Q4の方法とは別に、初期選択イグドラシルに猫妖精の枝が2つもあることを背景にして、新しい種族アイドレスに猫妖精の要点を埋められる設定をつけるという方法もとれるとは考えたのですが、安全だとしても人の形質からは外れてしまいますでしょうか?

    ええ

引用返信 削除キー/
■487 / ResNo.5)  概要とか
□投稿者/ クレール 軍団(138回)-(2011/06/03(Fri) 23:11:53)
    2011/06/25(Sat) 22:40:47 編集(投稿者)

    古くも新しいるしにゃん王国の人々

    森国人は妖精の一種である森妖精とも言われることがある。そしてエルフという呼び名も多くの人が耳慣れる言葉だろう。
    るしにゃん王国に住む彼らは森の神の祝福を受けた大森林の中に居を構え、大自然への敬意を忘れることなく、森と水を愛し、自然と調和した豊かで穏やかな文化を築く。そのさまは、訪れる旅人に幻想のおとぎ話の中に、あるいは時を越えて生きる古の文明の中に迷い込んだかのような錯覚を与えることだろう。

    るしにゃん王国の民は閉鎖的、排他的と言われることもあるが、それは一部の視点から見た誤解だ。
    彼らの本質は昔から温厚で平和的、柔らかく言い換えればのん気である。フリーダムと呼ぶ人もいるだろう。
    その象徴的な風景が、作り物のネコミミや尻尾を被って仕事をする人がいても誰もツッコミをいれない、というものである。
    彼らは単に猫好きが高じて、あるいはコスプレとして作り物ネコミミや尻尾をつけ、猫妖精のように振舞っている。
    普通ならさもすれば上司に見られた瞬間に仕事を干されそうなところなのに、るしにゃんではそれを受け入れて楽しく仕事をするのだ。
    そんな彼らはたぶん第一印象さえ悪くしなければ非常に友好的である。
    なにせ建国より伝わる格言に「るしにゃんは友を忘れない」というものがあるくらいだ。
    深い友情を結ぶことができたなら、きっとその多くは生涯信頼に足る隣人となるだろう。

    古い伝説では彼らの祖先は森の神であり、かつては今よりも優れた知性や感覚を備え、森の神の眷属、祝福されし者として老いを知らず病にもかからない高貴な存在だったと語られている。
    その真偽は定かではないが、森の神が猫の神々の系譜と親和性がよいように、るしにゃんの民は猫神族の末裔といわれる猫士達や、風渡るネコリス、トラリス達と仲がいい。
    さらには、猫の言葉を解する猫神使いや、猫神族と共に戦場を駆け抜ける竜猫もいるくらいである。
    るしにゃん王国の民の祖先は森の神であるという伝説。
    もしもそれが真実で、るしにゃんの民に神の末裔としての力が受け継がれていたのだとしても、それが見せるものは今と変わらぬるしにゃんの森なのだろう。
    森の神と猫神族の関係を知るよりも前から、テルさんはネコリスやトラリスと楽しく遊び、猫は変わらず日向ぼっこをして、アルフォンス様はにゃははと笑っている。
    魔法とは、どこにでも見え、どこにでも感じられるものなのだ。

    なお、この国には先祖の伝説を中心に昔より伝わる風習や伝承が多く残っており、そういった背景から知に対する好奇心が旺盛である。
    あるいは教訓を伝えるために新しく作られる伝承なども多くあるほどである。
    ゆえに、王立医学院、星見台といった学府や研究機関の運営にも積極的で、見聞を広げようと世界を放浪する旅に出る者も多い。
    こういった探究心はつい高等な知識や技術に傾倒しがちであるが、保育園・小学校などの初等教育も整備されており、国民全体の知的レベルはしっかりと育てられている。
    一方で、知識とは大自然の真理でもあるという考え方から、その追求には敬意と慎重さを忘れることはなく、禁忌への抵触は回避する傾向があり、徹底して禁じられている。

    /*/

    るしにゃん王国の生活基盤

    るしにゃん王国の産業の主体は生命力の溢れる森や湖などの天然資源を背景にしたものである。
    豊かな自然の恵みと、森を抜けた先にある畑や果樹園から収穫する作物。そしてそこから作られる衣食住を足らしめるものがその中心である。
    また共和国の医療は森国の技術と言われるように、るしにゃん王国でも医学は盛んである、特に森の植物を用いた薬学は目を見張るものがあり、近年は他国の植物なども取り寄せた研究と薬作りが盛んである。

    そして、俗にシーズン2と呼ばれる時節を境に、るしにゃん王国は激動の日々を送ってきた。
    3度も多くの森が失われ、それを蘇らせるために奔走する日々。
    またあるときはかつては見なかったモンスターが森を跋扈する時もあった。
    これら万難を排し、再び、静かで平和な森を取り戻す。シーズン2は、まさにその復興の歴史であったといえる。
    その激動にるしにゃん王国民は屈することなく、T18のときまでを生き延び、
    共和国屈指のファンタジー国家として成長、また新しい産業のあり方によって確固たる地位を得た。
    アイドレスの最後を見ずに滅ぶと予言さえされていた国がだ。
    予言を覆せたのは、幾たびのやり直しに多くを学び、努力を重ねた結果なのだといえよう。

    るしにゃん王国の文明は、外の国との接触に関わる部分を除いて、機械的なものを用いることは殆どない。
    唯一の例外は、農業などにおいてトラリスと協働する際に彼らの身体となる乗り物を用意する程度であり、
    インフラの整備においてもそれらは同じである。
    たとえば、水道は天然の湧き水や井戸水があり、石・砂・活性炭などを用いた濾過設備を併用して飲み水を得ているし、下水も管理下のもと肥やしなどとして清流を汚すようなことはしていない。
    住まいは樹上の木造にあって森と一体化しているものが主であるが地上に住む者もおり、公共施設などは石造りと木造建築を中心に地上に存在している。
    これら施設の住まいは単純に好みや建造規模、施設の性質によるものであり、木の上だから、地面に住むからといった差別はない。一つの集落の中でも地上と樹上の両方に施設を保有するところは珍しくないのだ。

    ここまでは外の人でも普通に考えるものだが、光熱エネルギーについても文明的な確保がなされている。
    無限のエネルギーである太陽の光と月と星の煌きが森国の光熱エネルギーの基本となっており、
    森の中で使うには危ないために厳重に管理されているが、火を使うこともままある。
    たとえばある集落では、各家庭にではなく、共同で利用する石造りのかまど小屋が地上にあって、一日の炊事はそこで集落の全家庭が集まって行っている。
    寒いときは暖をとるために集会所を兼ねるところもあれば、炊事にあわせて温石も用意し、寝床に持ち帰るといったこともしているらしい。
    そして、移動中や住まいの中で明かりが足りない場合は発光性のある植物や菌類を利用しており、火事の危険がない石造りの建物であればロウソク・松明なども普通に使われている。
    なお、火元の燃料には、薪や蜜蝋、穀物を発酵させて得るアルコールなどを用いている。

    また、これらのエネルギー源には詠唱行為が用いられることもある。が、日常生活において魔法が盛んである、というほどでもない。
    明かりの魔法を用いるのは、火が使えず、発光性植物もないようなときであるし、
    薪に火をつけるのに湿気が酷かったり、落雷の残り火や集光レンズを使えないようなときに小さく火の魔法を呼ぶ。
    魔法を使うのは最後の手段で、最小限に、最適なところに、精密な操作で最大効率を。
    そういった心がけは、ゆきすぎた技術で一度は壊された日常と、友邦国であるゴロネコ藩国から学ぶ白魔法の考え方から見出された、
    技術ばかりに頼り過ぎない、自然との調和を目指すファンタジーな生き方なのである。

    /*/

    ものづくりの技

    NWに住む森国人は全て魔法と医療の技術を根幹に保有しており、その発展の方向性によって各国は独自性を得ている。
    玄霧藩国は魔法医療,ゴロネコ藩国は白魔法,海法よけ藩国は錬金術,世界忍者国は忍術など・・・。
    そして同じように、るしにゃん王国にも、そういった独自の方向性がある。
    医療においては薬学に最も力を注ぎ、忍者の系列の発展として竜猫の剣を鍛え、弓兵の弓をつくり、国内には多くのアイテムを扱う有名な商店がある。
    そう、るしにゃん王国は、アイテムづくりの国であった。

    森国人にとって、アイテムづくりは非常に関わりの深いものである。
    伝説では自然と共存し、人と妖精、人と精霊の間に立つ者として、思いをこめたものづくりによって超常の力を宿すことができるといわれていた。
    るしにゃん王国はその系譜を想起することができたのかもしれない。

    もちろん、思いをこめただけで簡単にマジックアイテムが作れるほど、るしにゃんの民は神がかってはいない。
    精霊回路を用いた強引な魔法の導引もしない。風習とともに伝承される儀式や魔術の理論を用い、その技法をもって精霊と心で対話し、魔法の力を道具の中におろすのだ。
    そのため、あくまで魔法の道具は精霊と語り合って編み上げるもので、人の都合と身勝手で精霊を振り回すことのないようにするべき、と考えている。
    ゆえに彼らが魔法や精霊を感じない者、あるいは低物理域の観点をないがしろにする者に自らの道具を渡すことはまずない。
    そして彼らは機械製品を作ることはないし、機械と魔法との合作品を作ることもない。
    森国人のもつ機械への忌避観はアイテム作りでも正しく受け継がれているといえる。

    これら自戒と慎重を重ねたものづくりの姿勢は、彼らがTLOの危険性、うかつに魔法や絶技に頼ることの危なさについて、経験からくる深い造詣があるためである。
    T10の頃にあった国の75%が消失した事件を受けて、二度と同じように行き過ぎたものを生み出さないようにしようと考えているのだ。
    技術などいらぬと原始的な生活に帰ろうとするほどの経験と気質は文化的な再興を果たしつつある今でも正しく受け継がれ、
    今もなお、文明・技術の在り方について考え続けているのだ。

    また、日常において彼らの道具づくりは自分達の日用品や特別な装飾品と医療品、あるいはもしもの備えの武具(剣・弓矢・焦点具など)であることが多い。
    それは自らや同胞が使うことを想定したアイテムであり、機械の介在しない文明において、機械の代わりに日常の生活を助けるものである。
    そのため、彼らは自分達で作り出したものへの扱いにも長けていた。

    そして大事なこととして、彼らは個人で絶技を持たない。
    絶技もまたTLOの1つであるという認識から封印しているのだ。
    やもすると、魔法も絶技の1つとして唱えられないのかと思われるが、詠唱と絶技は異なる物であるため詠唱戦は普通に行うことができる。
    そのため、基本的な技能・能力傾向は他の森国と同様に魔法使いや医師に向いているのである。

    とはいえ、彼らは魔法をみだりに使うことはしない。
    出来うる限りを自らの力でこなし、どうしても人の手で届かないところに、最小限の力で最大限の結果を導けるように魔法とそれを宿した道具を用いる。
    るしにゃんにとって、魔法とは自然の力の結晶にも異なるが等しいものである。自然とは共存するべきだが、そこに全てを依存して甘えるべきではない。驕り甘えれば厳格なる自然はすぐにその者に裁きの牙をむくのだ。
    それらを知る経験と知識が生み出す技術に対して自律する心。バランスをとる中庸の考え方。
    それが、いまのるしにゃん王国の文化の礎となっている。
引用返信 削除キー/
■488 / ResNo.6)  保育園
□投稿者/ クレール 軍団(139回)-(2011/06/03(Fri) 23:14:39)
    2011/07/03(Sun) 20:30:20 編集(投稿者)

    テキストを再構築するかもです。
引用返信 削除キー/
■489 / ResNo.7)  質疑回答2
□投稿者/ クレール 軍団(140回)-(2011/06/03(Fri) 23:23:25)
    2011/06/16(Thu) 15:34:37 編集(投稿者)
    2011/06/16(Thu) 15:33:58 編集(投稿者)

    回答が来たので修正。


    Q1:詠唱と絶技は違う、ということについて、次の解釈・説明をして問題ないでしょうか?

    A1:d.単に「絶技と詠唱は違うので、絶技はもってなくても詠唱はできる」だけにしておいたほうがいい

    Q2:人アイドレスと猫妖精について、作り物のネコミミとシッポをつけていると設定文を明確にしてあれば大丈夫、という質疑を拝見しました。
    また、るしにゃん王国の過去の作成物を確認したところ、いくつかの猫妖精を組み合わせた職業には「作り物ののネコミミとシッポをつけている」という類の設定を書いてあるものもいくつかありました。
    これらの設定が与える人の形質への影響について、一番安全な方法はどれなのでしょうか?

    A2:a.作業労力の差は別として、猫or犬妖精の職業組み合わせすべてに作り物の耳と尻尾をつけてフリをしている、などの記述をいれるのならそれでも十分安全である。


    Q3:るしにゃん王国には、猫と人が手を取り合う猫神の職業があり、またアプローの涙時代からのならわしで、猫士の名前と設定をつけたPCを相棒と呼ぶ文化があります。(アプロー時代にI=Dに猫士と同乗した関係を継承したものです。)
    これと、森の神と猫神族とその眷属に親和性が高いことを相関させて、森の神の末裔・一般的なエルフを原型とすることに対して、
    ・るしにゃん王国の猫士は猫神族の末裔のひとつの形である。
    ・猫士もるしにゃんの民も神の力は薄まりきっているが、森を大事にし敬意を持つ心や礼儀作法・歌などの文化の一部、や王国民と猫士の仲の良さに受け継がれている
    ・もしも本当に森の神の子孫たる力が残っていたとしても、それが見せるものはきっと、ほぼ純ファンタジー国家に成長した現在の姿と対して変わらないだろう。
    (「魔法ならどこにでも見えるし、どこにでも感じられるよ。」という言葉の私なりの解釈のひとつ・表現。)
    という表現で着陸させようかとアイディアの1つで考えているのですが、問題があればご指摘いただけますか?

    A3:いいんじゃね。

    Q4:人アイドレスの特色であるアイテム作りが得意という設定に関わり、設定と安全性を補強できそうなものを拾い集めているのですが、その中で「アイテム作りに直接関連する過去の歴史として」記述していいものか悩んでいるものがあります。
    前回の設定の方針と重なる部分もありますが、今回は、前回のもの以外にあるといいもの、を考えています。明らかに大丈夫そうなものもあるかと思いますが、確認のために見ていただければと思います。
    次の中から、有効でない設定、爆発しそうな設定があったら教えていただけますか?
    a.アイテム作りの基盤であるi言語とその原型である「函の中の戦士」との関わり
    b.過去のアイテムショップの実績など
    c.森国人の要点である「河の鉄」から始まる金属製品の歴史(竜猫の剣、弓兵の弓、手術器具など)
    d.浮かぶ鞄や弓におりこまれている魔法(付与魔法)の技術
    e.るしにゃんの医学の中心である薬学も、薬品というアイテムづくりである
    f.過去の医療回しによる薬物中毒を教訓とした、薬頼みへの危険性の認識
    g.その他(芝村さんから見てこれは気をつけたほうがいいor入れておいたほうがいいものがありましたら、ご指摘願います。)

    A4:まあ、いいと思うよ。
引用返信 削除キー/
■490 / ResNo.8)  背景的なもの
□投稿者/ クレール 軍団(141回)-(2011/06/05(Sun) 12:05:36)
    森は多くの猫科の動物の住まいである。
    これはすなわち、森の神と猫の神々の非常に友好的な関係を示すものであり、
    そのためか、森の神が遠い遠い祖先にあるといわれているるしにゃん王国の民は猫神族の眷属たる猫の種族と非常に相性がよく、また友好的で、
    また互いの異なる得意分野によって弱点を補い合うことで強力なコミュニティを形成している。

    #上記の文章は人と猫で共用できるかも?

    #猫神族の眷属という設定にしたらアウトかな? ちょっと質疑探してきます&なかったら質疑します。

    猫は変幻自在な生き物である。そのしなやかな肢体と、隠密的な足取りからくる神出鬼没性や、一日で満ち欠けする猫の瞳、そして飼い主に対する気まぐれにも見える態度が変幻自在という印象を与えているのだろう。
    だがるしにゃん王国の猫士においては態度や身体的なものではなく、彼らの持つ能力こそが変幻自在を表現している。
    るしにゃん王国の猫士は幻術を発展させた変化の術によって、人の姿をとることができる。
    るしにゃん王国の猫士は基本的に四足歩行であるため、社会の仕事に就くにあたり人の姿は非常に有効である。彼らの人型の姿はそれぞれが固定であるが、目に付く特徴として人耳ではなく猫耳であることと猫尻尾が生えている以外は全くもって人間と大差がない。

    #完全人型で、ただ猫士であることがわかるように作り物のネコミミ、猫尻尾をつけて猫妖精のようにふるまっている。とするほうがいいかしら?


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■492 / ResNo.9)  アイテム作りの歴史
□投稿者/ クレール 軍団(143回)-(2011/06/05(Sun) 23:39:51)
    2011/06/15(Wed) 15:49:25 編集(投稿者)

    るしにゃん王国は、文殊に登録されるような武具の開発を行った国としては後発にあたる。
    現在、強弓と魔法弓を開発しているものの、物理的な力を行使するものとしては暁の円卓藩国の強靭刀に遅れ、魔法的な力を行使するものとしてはゴロネコ藩国のマジカルステッキに遅れている。
    だがそれ以外で見た場合、るしにゃん王国はアイテム作りの歴史において最先端を追ってきたのだ。

    アイテム作りにおいてその根幹を成すのはi言語(f:)を用いた形成である。
    i言語は、その名が語られる前は函(システムタイトル:函の中の戦士)と呼ばれる存在で、
    るしにゃん王国はゲーム枠を用いてロールアウトしたての函の中の戦士をプレイした国となった。
    と言っても当時はネコリスと戯れる時間で、非常に穏やかで楽しいひとときであった。

    またその後もるしにゃん王国は函を触り続けた。
    絢爛世界で死んだ少年を探したり、士気向上のためにアイドル育成を行ったり、75%の消失を復興させていく礎を積み上げたり……。
    その結果、全国で最も多く函で遊んだ国の1つとなり、その実績から多くの函ゲームで他国を助け、裏でアイドレスを支えるものの1つとして功績を残すこととなった。
    しかしその実績自体は余り多く語られることはない。函の中の戦士というシステムが複雑で分かりにくかったことが大きな理由であろう。
    あるいは、もしかしたらこれもるしにゃん王国が地味扱いされるという伝統の1つの表現形なのかもしれない。


    そして、個人が持つアイテムはシーズン1より特別な者が持つことがあったが、
    多くの人に普及するようなアイテムは函の中の戦士で行われたアイテム作成大会が始まりである。
    初めて作られたものは、ナイフとお弁当。ついで指輪。
    当時はアイテム作成大会のみが自分のアイテムを得る方法であったが、函の中の戦士の難易度に加えてコストや枠の希少性などの問題も重なり、
    多くが作られることはなかった。

    その中で突然と開店し、個人用アイテムを提供しはじめたのがクレールの経営するアイドレス・アイテム・ショップ(通称アイテムショップ)であった。
    個人向けのオブジェクトを販売する商店としては、スイート・ホーム・カンパニー(通称SHC)が世界初の商店であるが、SHCは施設・建築物のメーカーである。
    それに次いで世界で2番目のショップとして営業開始したアイテムショップは人の手に収まる範囲の、いわゆる「アイテム」を取り扱う商店であり、
    はーとくらふと、silver vine、BK警備保障など、多くの商店の先駆けとして、イベント連携・セールなどを打ち出してSHC(とその系列店たるASEA)に次ぐ多大なる業績を上げる商店となったのであった。

    そして、アイテムショップの品揃えは非常に多岐に渡る。
    その中心となるのは日用品、装飾品、福祉用具などで、そのほかに加工食品、装備品、乗り物など、建築物とその家具を除いてあらゆるものを取り扱っている。
    また、商品傾向を見るとその大半は機械も魔法も関係ないものだが、機械製品とマジックアイテムでみれば、マジックアイテムのほうがその種類はかなり多い。
    全国展開をしている都合上、他国の産業として作られている機械製品を取り扱うのは致し方ないといった風であろうか、とはいえこの店でも森国人の気風は根付いており、機械と魔法の混合禁止をはじめとする、るしにゃん王国民のアイテム作りの基準は強く遵守されている。

    函の中の戦士からアイテムショップまで。文殊に登録されるレベルのアイテム作りの歴史はそのシステム基盤から今を支える実用品にいたるまでの流れ全てにるしにゃん王国はそのかかわりを持っていたのである。

    そして、文殊に登録されることはないものであっても、るしにゃん王国のものづくりの歴史は非常に長く、造詣の深いものであった。
    古くはターン1のころ、瞑想通信に宝石を用い、多種多様な薬草を用いた医療など生活基盤を支えるだけでなく、少数精鋭の職人と数少ない素材からの手作りによる武具は装飾具として名をはせていたといわれている。

    そして森国人の要点でもある河の鉄、すなわち砂鉄を用いた金属製品作りは、忍者の系譜と共に進化を重ねていった。
    砂鉄は一般的に鉄鉱石から近代的手法で精製される鉄よりも不純物が少ないため、非常に良質な鋼である玉鋼を得ることができる。
    そしてるしにゃん王国の玉鋼の鍛造品は、剣の最高峰の1つである日本刀の製法を森国で独自に再現するに至ったのだ。
    そして金属の鍛造においては、強い火力と同時に硬度を調整するために良質な炭素を独自に追加する場合がある。古くから発展してきた詠唱技術と植生豊かな大森林を保有するるしにゃん王国では、技術さえあればそのどちらをも実現するのは容易なことであったのだろう。
    これらは忍者の白兵武具に利用され、その後は巨大化に派生して竜猫の扱う刀剣となる分枝と小さく大量生産されて弓兵の矢になる枝に分かれていくこととなった。
    また民間転用として、医師が執刀で振るう医療器具などにもこれら刃物を鍛える技術が用いられており、医療技術の向上にも役立っている。

    そして弓には鏃だけでなく、弓幹や弦、手を保護する手袋など、多くの部位がある。それらを生産する技法の基となったのは森国の衣服作りである皮革の加工技術に森国の産業基盤でもある生物資源の生産加工技術である。
    風の中心を探す旅人が纏う丈夫な旅装や、医師が執刀の際に着込む清潔な白衣なども弓作りと同じことである。異なる目的と特性を持つ製品を独自に生み出してきたのは、それぞれの技術系列の基盤と共に森国の要点と産業基盤が高度に発展していたことに由来するのである。
    大魔法使いの高度な詠唱能力の制御を中心とする繊細な魔法技術は風の中心を探すものが持つ浮かぶ鞄を作り、弓兵の弓矢に付与する魔法を編み出した。
    無菌を求められる手術衣・手術器具は多くの薬草を主とする森の植生研究から花開く、特化した薬学に基づいた消毒によるもので、近代的には機械を要する治療では魔法を用い、あるいは医薬品の研究はISSの活動をも支えてきたことがあるだろう。
    これらそれぞれの職業の発展と変遷を見ても、技術の発展と共に自ら生み出したアイテムがるしにゃん王国を支えていたのである。

    だが、追求されすぎて禁忌に至った魔法は国の四分の三を灰燼と化し、医療に頼りすぎた戦術は世界中の多くの兵士を薬漬けの廃人にした。
    それは、本来の森国人の生き方である自然との調和から外れかけたことへの、森からの戒めと忠告だったのではないだろうか。
    その結果を見て、るしにゃん王国は一度は技術を恐れ、全てを捨て去り原始の時に戻ろうとしたこともあった。
    だが、それだけで平穏が取り戻せることはなく、戦乱は続く。時を重ねて、全てを律するのは知識であり、知識を制御する理性であることを学んだ。
    身を以って、行過ぎることの危険性と調和と中庸の重要性を学んだのである。
    あるいは寛容と慎重の心を知った、ともいえるだろう。
    そうしてるしにゃんの民は、再びアイテムを手に取り、技法を思い出し、律する心で文化と文明を取り戻していったのだ。

    これらの歴史があり、そしていま、るしにゃん王国では弓兵のため、文殊に登録されるレベルの強弓と魔法弓が並行的に開発を進められている。
    機会や風向きがあれば、同様のレベルの医療器具、詠唱用焦点具、竜猫のための剣なども続いて開発されるかもしれない。
    アイテム作りの文化の集大成の1つとして、彼らのその経験と知識と技術が終結されたそれは、きっと王国だけでない、アイドレスの歴史に名を残すよいものになるだろう。
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