| 2009/02/06(Fri) 22:43:21 編集(投稿者)
猫士寮は、王国在住の猫士が普段寝泊りするために王国側が用意した施設です。 王宮,政庁のすぐそばに併設されたこの寮は 外側,基本的な内装は森国人文化の中にある石造りの建築法が利用されているものですが、 屋内の構造は猫士が快適に過ごせること、猫士の好む空間作りがを第一としています。
その快適な生活作りの一環として、爪の手入れをする場所,毛づくろいをする場所など、猫士ならではの部屋が用意されております。 また寮の前には日当たりのいい庭園が広がっており、晴れの日はそこでぬくぬくと日向ぼっこをして余暇を過ごすこともできます。
こうしてみると生活する寮というよりも猫士の保養所のようですが、 共同生活を送る寮としての特徴として、寝泊りする部屋は主として4人部屋となっています。 その他は4人部屋を半分にした2人部屋、2人部屋を独り占めする一人部屋など、 この辺りの建築思想は寮の改装と同時期に建設された医学生寮と類似しております。
また、この猫士寮は特別な試みとして、地下に倉庫が建設されています。 その倉庫には非常用の食糧や医薬品が備蓄されておりまして、 1.外敵の襲来によって王宮への避難が行われた後、王宮内の備蓄食糧が底をついたとき 2.災害の被災者へ緊急の救援活動が必要になったとき 3.通常流通している食糧に何らかの問題が発生し、口にできなくなったとき 以上の事態をはじめとする、緊急事態下で必要に応じて開放されることが目的です。 なお、この倉庫へは通常行くことができず、1年に一度チェックされる他は厳重に外界との接触が遮断されています。 そのため猫士寮を訪れてもこの倉庫を見ることはできませんが、だからこそ安全性をより高めることができているのです。
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