星見司処

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■192 / inTopicNo.61)  医学院寮
  
□投稿者/ イヌヒト 一般人(1回)-(2009/01/12(Mon) 22:29:28)
    医学院寮のほう、ちょっと手を付けてみます。
引用返信 削除キー/
■193 / inTopicNo.62)  医学院学生寮の紹介
□投稿者/ イヌヒト 一般人(2回)-(2009/01/12(Mon) 23:08:29)
    2009/01/15(Thu) 18:38:33 編集(投稿者)

    医学院学生寮の紹介

    王立医学院から森へと続く小道を徒歩3分ほど行った、緑に囲まれた静かな土地に医学院学生寮はある。まず、小道を抜けた先には長身の森国人の背を二倍ほどに下くらいの大きな門があり、その上部には「医は仁術」という文字が刻まれたレリーフが存在している。この門を見るたびに学生たちは、その医の原則となる言葉を思い起こされ、心に刻み付ける。門をくぐると、簡素な中庭がある。其処は一角には洗濯物が干されていたり、また別の一角では学生が気分転換に球遊びをしている様が見られる。簡素ながら中庭は、寮長の指示のもと、メイドによる手入れが行き届いており、花壇には見るものを和ませる見事な花々が季節毎に咲き誇っている。
    その先に二棟の寮が建てられている。正面から見て右手が男子寮、左手が女子寮である。筆者には女子寮の方が心なしか立派に見えるのは気のせいであろうか。
    建物は森林の概観を崩さないよう、木造建築であり、その佇まいは、第7世界で言う所の日本家屋ではなく、西洋風である。
    それぞれの寮には共同の風呂、トイレ、洗濯場、炊事場が備えられており、部屋は4人部屋、2人部屋、1人部屋と3種類ある。学年ごとに、生活時間の比較的揃った下級生が大部屋を割り当てられ、その後二年進級する毎に2人部屋、1人部屋へと移っていく。1人部屋に住む最上級生は、王立医学院付属病院での実習の時間帯が早朝からであったり深夜まで続く事も珍しくなく、それもまた個人個人によって実習内容が違う為、平日は電気が消えていることのほうが多い。
    ちなみに、1人部屋が、4人部屋の四倍数用意されているわけではないが、段々と上級生になるにつれ自活するようになるものも多く、部屋割りには困る事はない様である。
    こういった環境の中で、寮に住む学生たちは日々、医学の道を精進している。

    (759字)
引用返信 削除キー/
■194 / inTopicNo.63)  寮で暮らす人にインタビュー
□投稿者/ イヌヒト@出先 一般人(1回)-(2009/01/15(Thu) 18:38:14)
    寮で暮らす人にインタビュー

    るしにゃん国民Aさん(22歳・男性)
    「この寮は住み心地がいいよね。学校に近いし、森の中で静かなところもいいし。かといって別段不便なわけじゃないしな。買い出しは大学前の商店街に行けばいいから、正味10分いらずにお店まで行けるし、学校が開いているうちは生協に行ったっていい。建物も、お風呂も綺麗だし。ここら辺はメードさんの御蔭かな。そうそう、なんといってもメードさん。住み込みで働いてくれてるんだけれど、これが親切だし、物腰柔らかだし、家事万能だし。なにより可愛いんだよなぁ。いいよね、メードさん。男のロマンだと思う。そうそう、そういえば、メードさんの中に男が混じっているって噂があるんだけれど、これはどう見てもガセっぽいんだよなぁ。みんなどこからどう見ても立派な女の子だし。」

    留学生Bさん(19歳・女性)
    「私、親元から初めて離れて暮らすことになったんだけれど、この寮は安心よ、って話を親が聞いてきて此処に住むことになったの。最初は学校の寮なんてって思ってたけれど、入寮して正解だったわ。こんな素敵なところだったなんて。みんな気さくで、すぐこの国の風習や流儀がわからなかったら助けてくれるわ。ここでの学校生活はとても楽しいの。最近は、暇な時間を見繕って、メードさんに料理を教えてもらってるの。女の子なんだから、自炊の一つくらいできないとね。お返しに、うちの郷土料理を教えてあげてるわ。え、メードさんの中に男?あ、それって噂に聞く医学院学生寮七不思議のひとつね。んー、確かに時々格好いいなっていう感じのメードさんはいるけれど、あの人はやっぱり女性だし……。やっぱり噂じゃない?」

    メードさん(?歳・女性?)
    「え、ぼ、僕、いや、私ですか?ええと、誰かほかの人にしていただいた方が……。あう、わかりました。お答えさせていただきます。
    ここの寮について、ですか?ここの寮は、いい寮ですよ。学生さん達は、皆さんいい方々ばかりですからね。皆さん元気で、朝会うと、おはようって声をかけて下さるんです。こちらもとてもすがすがしい気分で働かせていただいてます。私たちのお仕事なのに、申し訳ないながら手伝ってくださったりすることもしょっちゅうです。皆さんお勉強でお忙しいでしょうに。私たちメードは、こんな素敵な学生さんたちの生活のサポートを誠心誠意させていただいて、立派なお医者さんになられるのを、少しでもお手伝いできれば嬉しいです。………、め、メードに男ですか。さぁ……、ええと、わかりません。あの、何処からそんな噂が……?学生寮七不思議?……あの人たち、絶対面白がってる………いえ、此方の話です。私たち、一緒に暮してますが、全員女性ですよ。もちろん、管理人さんには男性の方がいらっしゃいますが。で、では、用がありますので、これで!」

    (1156文字)

引用返信 削除キー/
■195 / inTopicNo.64)  090116
□投稿者/ クレール 付き人(67回)-(2009/01/16(Fri) 15:51:31)
    ○遠征の終わりと戦後処理のお知らせ

    このターンに予定されていた帝國と協調してのレムーリアへの遠征ならびに無名騎士藩国への転戦は、
    見事に全勝という形で成功を収めることができました。
    これは遠征軍や帝國の指揮官だけでなく、藩国の皆様の協力もあっての成功であることは間違いありません。

    ですが、この成功のために無理を重ねた結果として、様々な副作用も発生しています。
    今回の政策はその副作用への対策を発表するものです。

    ■ 殺人衝動を抱えてしまった人,ならびに薬物中毒に陥ってしまった人への対応
    今回の戦争で殺人衝動を抱えてしまった人や薬物中毒に陥ってしまった人がいます。
    これも戦争が残した傷跡の一つであり、彼らもまた被害者の1人なのです。
    彼らには、申し訳ありませんが、全国の足並みを揃えた対処が行われるまでの間は病院内に儲けた隔離病棟へ強制入院してもらい、そこで緩やかに治療を受けていただくことになります。
    入院にかかる諸費用については政府が受け持ちますので、金銭面の心配はせずに正常な生活へ戻るための第一歩を踏み出してください。

    ■ 略奪行為を働いてしまった人への対応
    意図的、偶然を問わず、戦地で略奪行為を行ってしまった場合は、その金品を全て政府に提出してください。
    政府に集まった掠奪品はひとまとめにして無名騎士藩国へ謝意を込めて変換する予定です。
    この件については戦場という非日常下で発生してしまった不可抗力として、政府に申し出たからと罪に問うことはしません。
    ただ、今後はこのようなことがないよう、心の奥で省みてください。

    ■ 戦後処理に乗じた敵対勢力の暗躍への警戒
    また今回の戦後処理を見計らい、平和を由とせず乱を好む輩がその動きを活発化させたようです。
    ISSで大規模戦闘が発生したことも、皆さんの中にはご存知の方がいるかと存じます。
    今後も度重ねてテロや内乱を誘う罠が発生する可能性もありますが、皆で協力してこれらを警戒し、対処していくようにしましょう。
引用返信 削除キー/
■196 / inTopicNo.65)  EV137
□投稿者/ クレール 付き人(68回)-(2009/01/17(Sat) 23:43:34)
    2009/01/23(Fri) 00:46:53 編集(投稿者)

    いわゆる、ヤックルっぽいシカになるかと思ったら


    トラリスでした。 ふぁいとー、おー。
引用返信 削除キー/
■197 / inTopicNo.66)  L:案
□投稿者/ クレール 付き人(69回)-(2009/01/17(Sat) 23:56:49)
    2009/01/27(Tue) 21:42:10 編集(投稿者)

    L:トラリス = {
     t:名称 = 騎乗可能生物“トラリス”(騎跨装備)
     t:要点 = 人よりも大きい,虎皮のネコリス,トラリスの友
     t:周辺環境 = るしにゃん王国
     t:評価 = おまかせ
     t:特殊 = {
    #以下、入る可能性のありそうなものを全て描いています。全部入れてくださいというわけではありません。
      *トラリスの騎跨装備カテゴリ = 騎乗可能な生き物として扱う
      *トラリスは装備者のほかx名を飛行状態か走行状態かを選択して輸送出来る
      *トラリスはトラリスに認められた者なら誰でも騎乗できる生き物である
      *トラリスは装備者のARに+xする
      *トラリスの装備者が中距離移動で消費するARは1である。同乗者も同様に扱う
      *トラリスの人機数 = x人機として扱う。整備不要で(整備フェイズに)1匹につきx万tの食料を消費する
     }
     t:→次のアイドレス = ,,,


    二つ名候補
    「蘇る古代の生物兵器」
    「四足歩行型制圧戦闘用動物兵器」
    「天然対空中戦仕様風虎1号」
    「乗れる飛ぶ食われる」
    「あなたの親愛なる隣人」

    /*/

    次のアイドレス候補
     ○資源・燃料を作る技術
    るしにゃんの生活の知恵(技術)

     ○戦闘関連
    防御方法の研究(技術)
    魔法戦闘技術(技術)
    流鏑馬(技術)

     ○馬っぽいもの
    エルフの乗り手(職業)

     ○生産地の名前
    ウスタリ牧場
    裂け谷牧場
    トラリスの里
引用返信 削除キー/
■198 / inTopicNo.67)  質疑結果
□投稿者/ クレール 付き人(70回)-(2009/01/18(Sun) 23:45:47)
引用返信 削除キー/
■199 / inTopicNo.68)  090120
□投稿者/ クレール 付き人(71回)-(2009/01/21(Wed) 00:58:23)
    2009/01/21(Wed) 00:59:21 編集(投稿者)

    ○トレーサビリティシステムの強化アイテムと対毒アイテムの導入

    農業協同組合NACの勧めもあり、
    トレーサビリティシステムの強化を行う以下の3種のアイテムを導入することにいたしました。
    ・NAC簡易毒性検査セット
    ・NAC簡易微生物検査セット
    ・NAC複写式品質札セット
    管理はNAC支部と王立医学院が共同で行います。
    これらを利用して管理体制を強化することで、流通する食品をより安全なものにしていきましょう。

    また、緑オーマが毒の散布をたくらんでいたことを受け、今後の毒散布型テロに対抗するために以下のアイテムを導入することにしました。
    ・毒物簡易検査キット
    ・化学毒物スクリーニング検査システム
    これらは王立医学院に配置し、NACから導入したアイテムと併用することで迅速な食中毒対策を行うなどの効率的な毒物対策が可能になると推測されます。
    王立医学院の人々には負担をかけてしまいますが、国民の安全のためにどうぞよろしくお願いします。

引用返信 削除キー/
■200 / inTopicNo.69)  伏線はりはり
□投稿者/ クレール 付き人(72回)-(2009/01/25(Sun) 00:15:43)
    2009/01/29(Thu) 22:42:08 編集(投稿者)
    2009/01/29(Thu) 22:04:46 編集(投稿者)

    ○トラリスと共存する未来
    トラリスがるしにゃん王国の一員として認められることは、国に1つの変化を与える。
    新しい生態系がるしにゃん王国の環の中に組み込まれたことで、新しい循環の回路が作られるのである。

    生物は消費と共に生産を行うものである。消費はもちろん、生きるための糧であるが、その生産の形は多様である。
    活動するためのエネルギーや、呼吸によって吐き出す二酸化炭素もまた、生物が生産するものと見ることができるのである。

    そして、トラリスはその5mともされる巨体からも分かるとおり、その消費の量は人間のそれとは比べ物にならない。
    トラリスが生産するものもまた人と比較して比べ物にならないことは必然である。
    (もちろん個体数に相当の差があるため、総合的には人と比較してそれほど強い影響を与えるものではない。)

    そこでるしにゃん王国では、トラリスとの共存の形のひとつとして
    トラリスの生産物を資源の一つとして利用する研究も進められることになった。
    もちろん、それは無理に採取さられるものではなく、育成やケアの過程で抜け落ちたものや、日常生活中に排泄されたフンを取り扱うものである。
    #なお、国内の研究者の多くはそれを理解しているが、念のために研究規約としても記載されている。
    また生活の場だけでなく、戦場でトラリスと共に戦うにあたり、陣形や、特異なスキルなど、より強力な連携の仕方やるしにゃん王国独自の戦術の研究も調べられている。

    いずれにしてもこれらの研究は、一つのテーマ、光明を元に進められている。
    それは、新しい技術としてただひたすら目新しいものを目指さなくても、人はより強く生きることができるのではないかというものである。
    ただひたすらに研磨した心身と極めた技が、かつてこの地に舞い降りた災いを追い詰めていたことを、それとなしに彼らは気づいているのかもしれない。
引用返信 削除キー/
■201 / inTopicNo.70)  インタビュー草稿
□投稿者/ クレール 付き人(73回)-(2009/01/26(Mon) 23:08:10)
    2009/01/27(Tue) 00:36:47 編集(投稿者)

    【回答方式】
    参加or非参加:参加
    放送希望or放送非希望:放送希望
    藩国名:るしにゃん王国
    制作物名:トラリス
    制作物種別:騎乗可能な生き物
    制作物概要:
    るしにゃん王国の森の奥に住む、虎に似た大きな生き物で、ネコリスと発祥を共にするといわれる古い生き物です。
    訓練すればその背に兵士を乗せることができるだけでなく自らも戦闘が可能とも言われています。
    今回は森にネコリスが戻ってきたという情報をはじめとしたACEや国民の皆さんの協力を受けてその生き残りを見つけることができたのです。

    インタビュー回答:
    Q:このアイドレスの魅力を教えてください。
    共和国初の騎乗可能な生き物というだけでなく、その容姿のかわいさ、凛々しさもさることながら、自ら判断する知性もあります。
    人を襲ったり、悪用されないよう小さいころから訓練されており、
    ただ単に飼いならされた生き物ではなく、人間と共に戦う仲間として、彼らは戦場に立ってくれるのです。

    Q:今後どのように活用していきたいですか?
    共和国屈指の白兵国家であるキノウツンやWD国家のFEGなどから打診を受けていて、
    将来的には歩兵の切り札ともいえる存在として運用されるのではないでしょうか。
    また、トラリスをきっかけとして自国独自の戦術を研究していけたらと思います。

    Q:何故このアイドレスを作ることになったのですか?
    元来、るしにゃん王国の部隊は機動性と装甲に欠けるもので、それへの対策が何かできないものかと常々考えられていました。
    そのため、今回の機会への対策会議で最初にあがったのが機動性の対策ですね。
    当初は鹿が利用できないかと考えていたのですが、調査を進めていくうちにるしにゃんに原生しているトラリスがよりよいのではということになりました。
    彼らも戦意を見せてくださっているので、無理に他の生き物を戦場に出すよりも相応しいのではないかと。

    Q:こぼれ話や面白いエピソードがあれば教えてください。
    ネコリスのような、虎のような、かわいさと凛々しさが共存している生き物なので、
    その容姿と仕草にノックアウトする人が続出しました。
    中には噛まれてもいいと言い出す人まで出る始末で・・、さすがにそれは止めました(汗)

    回答者:01-00001-01:るしふぁ (藩王)
引用返信 削除キー/
■202 / inTopicNo.71)  トラリス育成編
□投稿者/ イヌヒト 一般人(3回)-(2009/01/29(Thu) 00:25:58)
    2009/01/29(Thu) 00:32:34 編集(投稿者)

    トラリスとの遭遇以後、トラリスと人とが融和すべく、トラリスの幼少時から人の手によって育てられていく事になった。その育成は、元々トラリスについての造詣の深い長老達の協力により行われ、個体数等がしっかりと管理される。

    そうして育てられたトラリスは、野生の個体に見られた人を無差別に傷つけるという習性はなくなり、るしにゃんの民の友となり、共に暮らし、時に、悪を為す敵へと民と共にその牙を剥きさえした。
    そうして共に戦う時には、彼らは民を背に乗せた。
    その背に乗れるのは、彼等に選ばれたものだけである。彼らは、乗り手の善なるか否かを見るのだ。

    『悪い人の味方をしてはいけないよ』

    それは、トラリスは、幼い頃からそう言い聞かされて育てられることに由来する。
    彼らは元々高い知性を持っており、そういった判断を下す事は出来た。
    むしろ、発汗具合などを嗅ぎ分ける嗅覚、声色を聞き分ける聴覚、微妙な表情具合を見分ける視覚といった人間よりも鋭敏で、そして人間には誤魔化しきれない部分の情報を得る事ができる五感がある分、嘘偽りを見抜く事においては人よりも非常に長けていた。
    こうしたトラリスへの教えは、それと同時に、トラリスの良き友たるようにるしにゃんの民への教えにもなり、トラリスの存在はるしにゃんにおいて大切な存在へとなっていったのである。

引用返信 削除キー/
■203 / inTopicNo.72)  トラリス遭遇編
□投稿者/ manaly 一般人(2回)-(2009/01/29(Thu) 01:59:38)
    トラリスのおはなし

     そのむかし、トラリスといういきものはどこにもいませんでした。
     ネコリスといういきものも、いませんでした。
     もりの中にはさまざまなどうぶつが、おもいおもいにくらしていたのです。

     ある日そこに、ひとりのたびびとがやってきました。
     おおきなめをした、つかれたかおのおとこのこ。ぼろぼろのふくに、はだしのあし。やせているせいで目ばかりがぎょろぎょろとうごきます。
     もりのどうぶつたちは、そのすがたにおびえてにげてしまいました。

     けれど、二ひきだけ、おとこのこにちかよっていったものがいました。
     あしがはやくてこうきしんのつよいネコと、つよいきばとつめをもつおなかをすかせたトラです。
     ネコはおとこのこにといかけます。
     どうしてこんなところにきたの。ひとはここではくらせないよ。
     どうして? とといかけるネコに、おとこのこはうれしそうにわらいました。
     くらすためにきたんじゃないよ。ともだちをさがしにきたんだ。
     ぼくといっしょにもりをでて、たびをしてくれるともだちだよ。
     ほかのみんなはにげてしまったけれど、きみたちはいっしょにいかないかい?
     ネコとトラはかおをみあわせます。
     めのまえには、みたことのないおとこのこ。やせっぽちの、でもえがおだけはきれいなこ。にこにことわらうかおは、ぽっかりうかぶつきのよう。
     いっしょにいけば、たのしいことがあるの?
     ネコのことばに、おとこのこはくびをふりました。
     たのしいことだけじゃないけれど、きっとたのしくなるよ。
     それをきいて、ネコはおとこのこのかたにとびのりました。
     それじゃあいこうよ。もっともっといろいろなものをみてみたい。

     ネコがきらきらした目でみるので、トラはあくびをしていいました。
     いっしょにいけば、はらはふくれるのかい。
     おとこのこはちょっとくびをかしげてこたえます。
     もりにいるときよりも、ずっとおいしいものがたべられるとおもうよ。きみのきばとつめがあれば。
     それならと、トラはおとこのこをせにのせました。

     こうして、にひきとひとりのたびがはじまりました。

    〜 るしにゃんのとある地方に伝わるおとぎばなし。作者不詳。

    /*/

     ……事の発端は、王宮に対する国民からの投書だった。
     森の中で今まで一度も見たことのない生き物を見た、大型で危険なようなので調べてほしい、というのである。
     折しも来須・A・鷹臣が来須に再会し、その来須の口からネコリスが騎乗兵器だったという過去が明らかとなった直後のこと。――どのみちネコリスたちの為にも国土の調査は必要と思われた。
    「という訳で、調査隊発足の為の必要書類と調査日程です。許可ください」
    「承認」
    「まあ戦争とかテロとかいつ起こるか判らないんで、あんまり無茶はしない方向性でー」
     ぽんぽん、と国王・摂政二人の判子が書類に押されて、ここにるしにゃん調査隊は設立されたのであった。

     ―――余談だが、この発言から数週間経たないうちにクーリンガンによる大規模テロが発生したのであった。偶然って怖い。


     数日後。
     鬱蒼とした森の中を、調査隊の面々は隊列を組んで歩いていた。
     いずれも言わずと知れたるしにゃん王宮の面々――フルメンバーなのは、ちょっとアレでナニな後遺症のせいである。当然ながら医師も同伴済みだ。
     ちなみに何が起こるか判らず危険だからということで、既に王命でもって付近の住民は避難させている。なにせ事態が事態なので、いわゆるゲリラと呼ばれる彼らも今回ばかりは従ってくれたのがありがたいところだ。
    「で、――ネコリスはともかく、もう一方のはどういう生き物なんですか」
     なので。――こういう間抜けな事も大っぴらに聞けるという訳である。
     調査隊の一人が手を挙げて訪ねてきた言葉に内心頭を抱えつつ、応じたのはリーダーだった。
    「とりあえず熊並に大きい生き物らしいですね。なんでもトラ縞で」
    「トラ!?」
    「しかも普通のと、白黒のといるみたいで」
    「ホワイトタイガー?!」
    「でもトラって言うには尻尾が大きくて。なんでも身体の倍くらいあるらしいんですよねえ……」
    「……どういう生き物なんですかそれ」
     想像しきれなくなったらしく、漏らされた声に一同がうーーん、と唸る。
    「あーでもティラノザウルスとかそんな感じだよね。尻尾長いし。後ろ足で立って、てってってってーと走ったりとか」
    「いつからウチの国は恐竜王国になったんですかっ」
    「まあ会ってみれば判るんじゃね」
     そんなことを話しながら、薮を掻き分け進むこと小一時間。
     それは――沢のほとりに唐突に姿を現した。

     目算、およそ5メートルほどの体躯を多う毛並みは白。それに黒々と踊るのは縞模様。岩を踏みしめる鋭い爪の生えた四つの足。
     虎の耳よりもやや高い位置にある、尖った三角の耳。
     何より、体躯とほぼ同じくらいある長い尻尾は異様に太く―――

    「ネコリス……?」
    「むしろほら、避けのイグドラシルにあった『ネコリス(大)』?」
    「でもあそこまでいくと、トラとリスのあいの子みたいな感じじゃないですか」
    「………………かわいい」
    「えー。もしもしリーダー?」
    「かわいいのかアレ」
     むしろ猛々しいって言わないかしらと首を傾げた瞬間、それは吠えたのだ。

    「がうがうちゅー」

     …………リーダーは めろめろ に なった!
     調査隊 は こんらん した!
     ネコリス大(仮称)は ものめずらしそう に こちらをみている!
     ネコリス大(仮称)は なかまをよんだ!
     ネコリス大(仮称)B が あらわれた!
     ネコリス大(仮称)C が あらわれた!
     ネコリス大(仮称) は けいかい している!

    「という訳でコマンド?」
    「ド●クエ風に実況やってる場合かーーー!」
    「だって襲ってくる感じじゃないし」
    「え……」
    「あ、ほんとだ。襲ってきませんよ」


     ……こんな風にして、るしにゃん王国の面々はトラリスに出会ったのであった。
引用返信 削除キー/
■204 / inTopicNo.73)  ないようはないよう
□投稿者/ S43 一般人(1回)-(2009/01/29(Thu) 10:31:14)
    #ボリュームアップに使えるならどうぞ。


    /*/
    某日
    るしにゃん王国の森での会話

    来須:「生物兵器だな。
    昔はもっと大きかった。
    人が乗れる。
    あそこにみえるのは小神族用だ」
    鷹臣:「!人が乗れるサイズって……あのネコリスの3倍ぐらいです、か……?
    いやでもそれでもまだ小さい気も……。」
    来須:「5mはある。
    むかし、理力でうみだされたものだ」
    鷹臣:「!
    でっかい……
    ちなみにそのネコリスのお名前は……?」
    来須:「名前はネコリスだ。
    ヌエ、ということもある」
    鷹臣:「乗る以外に何か出来るんですか?」
    来須:「空を飛ぶ以外では、牙で戦うな」
    鷹臣:「その大きなネコリス、絶滅とかはしてないんですか?」
    来須:「半分は人を襲って殺されたな。
    生命をねじまげて生き物を作る。
    人為的なヤオトだ」
    鷹臣:「……残り半分は、世界移動、ですか?」
    来須:「人とともに戦って多くが死んだ。
    生き残ってる個体があるかはわからない。
    探せばいるかもしれない」
    鷹臣:「……ち、ちなみにテックレベルオーバー……とかそういうものだったりもしますか?」
    来須:「竜ほどじゃない」
    鷹臣:「あーうん……さ、探してみようかなぁ……。」
    来須:「探すなら、るしにゃんの森だろう」

    /*/
    この愛の語らいとは程遠い会話で得られた情報は、王国中枢に大きな衝撃を与えた。

    建国以来、機械文明とは距離を保っていた為に、活動範囲が低物理域に限られているのがるしにゃん王国である。
    高物理域を中心に高AR化する敵とそれに対応していった各国の軍備に大きく水をあけられている。

    しかし、NWでは物理法則の縛りがない。
    その為、低物理域に特化しても対する敵はそうとは限らないのだ。

    また、戦場が低物理域であっても、敵は飛翔兵器や騎乗兵器など高ARの兵力を投入してくる。
    これに対抗すべく、帝国では高物理域用のサイドカーや低物理域対応の騎乗兵器を有している。

    ARの差が致命的な結果を生むことは、過去の戦いが証明している。
    差分を消費するまで、一方的に殴られるだけになるのだ。
    ARに依らず、自動迎撃できる弓兵は有用な能力を持っているが、奈何せん火力が細かった。

    こういった事情で「低物理域下での高AR化」は、るしにゃん王国の、ひいては共和国の悲願であった。

    あまり知られていないが、大災害をひき起こす原因となった「靴」も同じ目的を持っていた。
    つまり、リアル世界で一年も前からの課題なのである。

    今回、新規獲得する枝の候補として最終的に選ばれたのが「低物理域下で運用できる騎乗兵器」であった事は当然に成り行きと言える。
    これを受けた予備調査で騎乗兵器として運用できる可能性が示唆されたのは、森に生息する自然動物とネコリスだった。

    ネコリスは愛らしい姿で多くの人々に愛され、心を許さないと姿を見せない程の臆病さから、平和の象徴として我々は受け止めてきた。
    それの出自が、戦闘用に手を加えられた生物兵器だというのだ。
    まったく、びっくりだ。
    王国政府は、ほぼ決定していた鹿系の動物の採用凍結し、再調査を行うことを即時決定した。

    /*/

    時を同じくして、国民より寄せられた目撃情報をもとに、現地調査が行われている頃、藩王るしふぁは金星の塔に居た。
    星見司2級のはっぷんを伴っている。
    星見司の塔で詳しい情報を調べる為には2級以上の星見司が必須なのだ。

    現在摂政に代わり国政を仕切っているクレールも同行させたかったが、先の戦い以降薬物依存の治療の為入院中だ。
    1級資格者もいたが、そっちは殺人衝動の治療で拘束中である。

    残念ながら塔の中の出来事は部外秘であり、実際に登った者しか知ることができない。
    公開が許されるのは、得た結果だけである。

    るしふぁとはっぷんが持ち帰った情報は次の通りである。
    A、鳴き声は「がうがうちゅー」
    B、猫神はトラリスの言葉を理解できる
    C、主食は、肉、もしくは情報
    D、うっかりすると喰われるので幼少時から育てなければならない
    E、以前存在が示唆されたヒュージネコリスとは別の種類
    F、生体認証機構がある個体はすでに全滅していて、今残っているのはロール・クランが解除した”チハヤ””チトセ”の子孫達だけ
    G、訓練されていれば、騎乗者と育ての親が違っても大丈夫なくらいには聞き分けや知性がある
    H、世界の終末が来る時にはこれらでないと歯が立たなくなる
    I、彼らには戦う意思がある
    J、「動物使い」の取得はトラリスに騎乗して共に戦うことの役に立つ
    K、「ネコリスの友」は、隔世遺伝で出た、森国人の戦闘系列であり、もとからそれらの戦闘生物向けに改良が加えられている。
    L、スクラムジェットで空を飛ぶ
    M、トラリスの登場に伴い、設定国民達もトラリスに騎乗しはじめる
    N、拡散防止策としてトラリスにマスターを選ばせる事が有効
      その為には、悪い人の味方になるなと、小さい時から教えとくといい
    O、ネコリスの友はトラリスとも友であり、ネコリスはトラリスとも友である

    /*/

    現地調査でその存在が確認され、星見司の塔である程度の情報を得た王国政府は、トラリスを共に戦う仲間として迎えるという決定を下した。
    トラリスの存在が、積年の課題を解決する有効な手段であろうことはわかった。
    その姿がどれほど愛らしくても戦う為に生まれてきた存在であり、自身に戦う意思がある。
    今後の戦況を考えるとその獲得は最早必然と言っても過言ではないだろう。

    彼らは血の通った知性ある存在であると同時に強大な力を秘めた生物兵器という側面を持っている。
    野生のままに放置してもならず、無配慮に人里に連れて来るわけにもいかない。
    日頃から世話をし、十分な意思疎通をする必要がある。
    一時的にしかその身をNWに置くことのできない我々にはそれができない。

    落雷の頻度で出現する「なりそこない」ですら撃退できる王国の国民は、ただ強いだけでなく、TLOについても詳しいという。
    彼らならば、トラリスとの関係を適切にこなす事ができるだろうと考えられた。

    世界の危機を招いた第七世界人を信用していない彼らの協力を得る為には、誠意を持って懇願するより他になかった。

    病弱王るしふぁは、点滴を受けつつ、森の奥に住む長老を訪ね、その説得にあたった。
    一度目は門前払い同然に会う事も叶わず、追い返された。
    二度目は発作が出て身動きが取れないところをなりそこないに襲われ、死にそうになっているところを助けられたが、看病されただけで終わった。
    三度目にして、漸く話し合う事ができ、不承不承ではあったが、同意に漕ぎ着くことに成功した。

    時を置かず、長老を王宮に招き、トラリスに関する意見交換が行われ、以下の方針が決定された。

    1、トラリスとの交渉は長老同席の上で藩王るしふぁが行い、長老はこれに協力する
    2、トラリスには服従は求めず、共に戦う友として扱う
    3、トラリスにはマスターを選ぶ権利を与えると同時に、その判断ができるように教育、指導する
    4、トラリスには人と共に暮らす為の制限を守る義務を課すと共に、それを守る限りの自由を有する権利を保障する
    5、トラリスの協力が得られた後、彼らの世話は専属の担当を置き、長老の管理下で行う
    6、頭数や健康状態、成長の度合い、戦闘能力、気性等といった基礎情報は定期的に政府に報告し、政府はこれを管理する
    7、トラリスの世話係は「ネコリスの友」あるいは「猫神」の職にある者が担当する
    8、有事の際、トラリスとトラリスの世話人は、政府の指揮下に入る
    9、国外からの要請があった場合、派遣、出向を依頼する場合、原則としてこれを拒否できないが、トラリスの選ぶマスターに相応しくない場合はこの限りではない

    /*/

    るしにゃん王国の森の中

    5mを越す巨躯を前に、藩王るしふぁは精一杯の威厳を込めて声をあげる。

    「ぼくとお友達になってください!!」



引用返信 削除キー/
■205 / inTopicNo.74)  トラリス絆編?
□投稿者/ クレール 付き人(74回)-(2009/01/29(Thu) 17:48:54)
    2009/01/29(Thu) 19:03:43 編集(投稿者)

    ○トラリス・絆編

    大パニックに陥りかけた調査隊であったが、医師の助力もあり、すぐに冷静さを取り戻し始めていた。
    その間、なぜかトラのようなネコリスは襲ってはこなかった。
    かといって歓迎しているようでもなく、ただ自らの縄張りに現れた異邦人を見張りにきただけのようでもあった。
    「早く何か話しをしたほうがいいよ、第七世界人。」
    後ろから、声がかかった。振り向けば、ネコをつれた森国人の少年がいた。
    「じっちゃんが言うには、トラリスはネコリスと同じように物語が好きなんだって。
     ほら、急がないと餌にされるぞ。」
    唐突とはいえ、従わない理由はなく、調査隊は一人を選んで話をさせた。
    「ひとつ、物語を聞いてくれないかな。一人の男と、その大切な人の話。その男にはね、とても大切な人が居たんだ……」
    ――話終えた小一時間後、トラリスはのそりのそりと、ゆっくりとした足取りで森の奥へ消えていった。
    「『まあまあだった』ってさ。」
    そういって、少年も消えた。
    そしてその日はこれ以上の収穫を得ることがかなわず、調査隊も解散することになった。

    次の日。
    昨夜の遭遇地点に、調査隊の一人、テルが来ていた。片手に本を携えている。
    その表紙には、何も書かれていない。本と言うよりは、ノートであった。
    しばらくして、トラリスの気配があった。しかし姿が見えない。
    テルは姿が見えないことは気にも介さず、手近な岩に腰掛けると、本を開き、声を出して読み始めた。
    「るしにゃん王国、森と湖の国に小さな村がありました……」
    そして、お話を読み終えると、本を閉じてテルは家路についた。

    その次の日。
    昨日と同じように、テルはトラリスと出会った場所で、今度は別の本を開き、声を出して読み始めた。
    「むかし,むかし。あるところに,一人のおじいさんがいました……」
    そして、お話を読み終えると、本を閉じてテルは家路についた。

    また次の日。
    一昨日と、昨日と同じように、テルはトラリスと出会った場所でまた別の本開き、声を出して読み始めた。
    そして、お話を読み終えると、本を閉じてテルは家路についた。

    そうして、森に通い続ける1週間が過ぎた。
    テルが本を読みに同じ場所に行くと、トラリスが姿を見せていた。
    テルは少し満足げに口角をあげると、いつものように岩にこしかけ、本を開き、声を出して読み始めた。

    さらに、トラリスに本を読み聞かせる1週間が過ぎた。
    テルがいつものようにトラリス達に本を読み聞かせていると、るしふぁ王が現れた。
    トラリスはその様子を見て、首を傾げた。テルも読み上げるのをやめ、何事かと顔を上げる。
    現れた藩王は初めてみるその体躯に驚き僅かに不安を顔に浮かべるも、
    精一杯の威厳を込めて声をあげた。

    「ぼくとお友達になってください!!」
引用返信 削除キー/
■206 / inTopicNo.75)  もふもふもふもふされておったそうな
□投稿者/ ウミガメ 一般人(1回)-(2009/01/29(Thu) 21:36:04)
    2009/01/29(Thu) 21:38:08 編集(投稿者)

    ※これはクレールさん作なので注意の事。



    ○とらりすの設定文

    むかしむかしあるところに

    がうがうちゅー!

    となくトラリスがいました。

    そのトラリスはたいそうおおきゅうて

    みんなからまいにち

    もふもふもふもふされておったそうな。

    あるひ、たびからかえってきたわかものが

    トラリスにあいにいきました。

    わかものは、トラリスにたずねます。

    ねえトラリス、きみのみみはどうしておおきいの?

    とってもかわいいから、ぼくがいいところにつれていってあげるよ。

    ねえトラリス、きみのしっぽはどうしてそんなにながいの?

    とってもかわいいから、ぼくがいいところにつれていってあげるよ。

    ねえトラリス、きみはどうしてそんなにけがもふもふしてるの?

    とってもかわいいから、ぼくがいいところにつれていってあげるよ。

    トラリスはなにもこたえず、おおあくび。

    その口をのぞきこんだわかものは、こういいました。

    ねえトラリス、きみのははどうしてそんなにするどいんだい?

    かっこいいねぇ。うらやましいよ。

    ずっとだまっていたトラリスは、いちばんさいごのといにこたえました。

    それはね。

    わるいことをたくらんでるきみをおしおきするためにあるんだよ。


    がぶー。
引用返信 削除キー/
■207 / inTopicNo.76)  改稿
□投稿者/ クレール 付き人(75回)-(2009/01/29(Thu) 21:59:11)
    2009/01/29(Thu) 22:05:02 編集(投稿者)

    ○また別のおとぎばなし
    むかしむかしあるところに がうがうちゅー!
    となくトラリスがいました。
    そのトラリスはたいそうおおきゅうて
    みんなからまいにちもふもふもふもふされておったそうな。
    そして、ひとたびかいぶつがおそいかかってきたときには、
    みんなといっしょにたたかうゆうきももちあわせていました。

    あるひ、そらのむこうのたびからかえってきた
    くろふくのわかものがトラリスにあいにいきました。

    わかものは、トラリスにはなしかけます。
    トラリス、きみのみみはおおきいねぇ。
    しっぽもながくてすてきだよ。けなみなんかまくらにしたいくらいだ。

    トラリスは、くびをかしげてみみをかきました。

    わかものはくじけず、こえをかけます。
    トラリスはかっこいいなぁ。そのつよさをみならいたいよ。
    ねぇ、よかったら、ぼくといっしょにいいところにいかないかい?
    そこなら、たたかわなくてもきらくにすごしていけるよ。

    トラリスはなにもこたえず、おおあくび。
    その口をのぞきこんだわかものは、こういいました。

    ねえトラリス、きみのははどうしてそんなにするどいんだい?
    かっこいいねぇ。うらやましいよ。

    ずっとだまっていたトラリスは、いちばんさいごのといにこたえました。

    それはね。
    わるいことをたくらんでるきみをおしおきするためにあるんだよ。

    がぶー。

    #このおはなしはいわゆる子供をしつけるための造話であり、フィクションです。
    #実在のトラリスは突然噛んだりしませんが、平和のために敵と勇敢に戦います。
    #みなさんは悪い人にあったら、ISSに連絡したりして、無理に戦わないようにしましょう。
引用返信 削除キー/
■208 / inTopicNo.77)  猫士寮
□投稿者/ クレール 付き人(76回)-(2009/02/03(Tue) 00:47:51)
    かきますねー。
引用返信 削除キー/
■209 / inTopicNo.78)  医学生寮の
□投稿者/ クレール 付き人(77回)-(2009/02/03(Tue) 17:49:45)
引用返信 削除キー/
■210 / inTopicNo.79)  草稿の草稿
□投稿者/ イヌヒト@出先 一般人(2回)-(2009/02/03(Tue) 19:02:34)
    少し森の開けた場所にある田畑。それぞれの季節ごとに食物が豊かに実る恵みの大地。その脇、田畑を囲う森沿いに、一本の整備された小道が通っていた。その道幅は、通り、という程には広くないし、かといって人1人がようやく通れるような細道でもないから、やはり小道というのが妥当だろう。そこを、大八車を押した人々が、作物の様子を眺めながら、通り抜けていく。
    ちなみに、小道も大八車も、英訳すればトラック、である事をここで補足しておく。この補足は大半の人にとって意味不明であろうが、なに、気にすることはない。
    その大八車には、加工場で加工されたばかりの食料が大量に積まれている。それらは簡素な弁当という形をとっており、木製の箱で小分けにされ、番号札が付けられていた。札は数量管理を簡易にするためである。
    運んでいる人は、胸に兵士であることを示す印をつけていた。補給兵といったところであろう。
    この小道は、田畑を抜け、森を通り、その森が開けた先で、同じように整備された小道達と合流していき、広場へと繋がる。この広場には、物資管理所が建てられており、このような食品加工場から繋がる小道を通って運ばれてきた食料が、補給士官によってチェックされ、一時集積される。その食料は、随時、広場の一角に止めてある空輸用のコンテナへと運び込まれ、空路で前線の補給所へと運ばれるのだ。

    (568文字)
引用返信 削除キー/
■211 / inTopicNo.80)  ちょっと修正してみたり
□投稿者/ クレール 付き人(78回)-(2009/02/03(Tue) 22:55:05)
    少し森の開けた場所にある田畑。それぞれの季節ごとに食物が豊かに実る恵みの大地。その脇、田畑を囲う森沿いに、一本の整備された小道が通っていた。その道幅は、通り、という程には広くないし、かといって人1人がようやく通れるような細道でもないから、やはり小道というのが妥当だろう。そこを、大八車を押した人々が、作物の様子を眺めながら、通り抜けていく。
    ちなみに、小道も大八車も、英訳すればトラック、である事をここで補足しておく。この補足は大半の人にとって意味不明であろうが、なに、気にすることはない。
    その大八車には、加工場で加工されたばかりの食料が大量に積まれている。それらは簡素な弁当という形をとっており、木製の箱で小分けにされ、番号札が付けられていた。札は数量管理を簡易にするためである。
    なかには、木は、どの世界にもありますと、ちょっとずれた答えを述べる者もいるだろう。
    この木箱は各種コンテナに適応できるよう研究されたサイズになっており、特に空輸用コンテナ規格には非常によく適合している。
    まるで、自国で空輸を行うことを想定しているかのようであった。

    運んでいる人は、胸に兵士であることを示す印をつけていた。補給兵といったところであろう。
    この小道は、田畑を抜け、森を通り、その森が開けた先で、同じように整備された小道達と合流していき、広場へと繋がる。この広場には物資管理所が建てられており、このように運ばれてきた食料が、補給士官によってチェックされ、一時集積される。
    そしてこれらの木箱は、戦線に応じた輸送方法によって、新たにコンテナに積み込まれたり、あるいはこのままで、聯合国の支援をときには受けながら前線の兵士のもとへと届けられるのだ――


    #唐突に航空機とか出るとFEGならまだしも、セプの手が入りかねないので、ちょっと修正させていただきました。
引用返信 削除キー/

<前の20件 | 次の20件>

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 >>

[このトピックに返信]
Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク 検索 過去ログ

- Child Tree -
- Antispam Version -