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タイトルレムーリアの意義 草稿
記事No111
投稿日: 2006/12/05(Tue) 23:46:20
投稿者S43
○世界構造の概要

無名世界観では、各々の世界は互いに似通うようにできている
ワールドタイムゲート(WTG)と呼ばれる伝達手段によって、連結され、情報をやり取りすることでこれを行なっている
どこかの世界で歴史に大きく影響するような出来事が起こると、その情報を伝達し、受け取った世界で同じような事が起こるというわけだ
一方、さほど重要でない出来事は他世界に伝達されず、その世界内で完結する

こうして、それぞれの世界は完全に同じではないが、歴史の流れといった大きな目でみれば似ているという関係にある

少しずつ違う世界の差を距離と表現する
世界の違いが大きいほど距離が大きい・離れているという

○情報伝達とそのロス

WTGによる情報伝達はこの距離が近いほど起こりやすく、あまりに遠いと起こらなかったり、一部しか伝達できなかったりする
つまり、WTGによる情報伝達にはロスがあるのだ
理論上、距離が0だとロスは発生せず、100%伝達されるのだが、距離0とは世界に違いがないことを示すので、それは既に一つの世界である
(そういう状況もあるのだが、その説明は割愛する)
距離が離れるに従って、発信した情報と受信した情報に差が生まれる
これがロスだ

○ロスがあるとどうなるのか?

WTGによる情報伝達が行なわれる時、それによって、互いの世界はエネルギーをやりとりする
単純に言えば、情報を発信した世界から受信した世界にエネルギーが移されるわけだ

情報伝達にロスがあるということは、世界全体でエネルギーを失っていくことに他ならない
世界が冷えていくという表現もできるだろう

全てのエネルギーが失われると完全なる終局が待っているのみである

タイトルRe: レムーリアの意義 草稿中盤
記事No117
投稿日: 2006/12/06(Wed) 00:48:40
投稿者S43
○ロスの受け皿

では、ロス分の情報はどこに行くのか?

世界が崩壊しない為の機構があるのなら、この受け皿が存在するはずである
どの世界も受け取れなかった情報を受け止め、世界が冷えてしまう前に還元するという存在が

これがレムーリアなのではないかと考えられている

○何故レムーリアが受け皿なのか?

レムーリアの情報は小儀式魔術「ターニの帰還」に多くみられる

舞台となったのは第5時代と呼ばれる時代であり、そこには蜘蛛の女王が君臨していた
蜘蛛の女王といえば、式神の城1で玖珂光太郎らが倒した太陽神ひわこが思い出される
太陽神とはその世界の中心となる存在であり、当然情報伝達される対象である
より大きな情報はより多くの世界に情報が伝達されると同時にロスする情報も多くなる

通常その大きな情報の持ち主が死亡すると他世界で情報を受け取っていた存在(これを同一存在という)にも死亡情報が伝えられ、
その存在も死亡やそれに近い状態に至る

式神世界で死んだ蜘蛛の女王が健在であるのは、レムーリアが死亡情報を受け取っていないか、その情報が不完全であると考えられる

この時代、信仰される神々は単なる信仰の対象に留まらず、実体のある力を持った存在である
姿を現した海の女神も大地の女神も9mほどの巨体であった

9mの巨体といえば、第5世界の人型戦車士魂号や栄光号のベースとなったホモ・ギガンテス・メガデウスが思い出される
ホモ・ギガンテス・メガデウスは第5世界の太古に存在した種族である

蜘蛛の女王と同様に既に存在しない筈のものが存在する例の一つである

もし、他の世界でこれらが存在すれば、本来は存在しない筈であろうが、存在するという事実は、他世界に伝達される筈である

ところが、レムーリアではこれが起こっていない

レムーリアは普通の世界とは異なり、情報を受け取るが他世界に情報を送り出していないということになる

まさに情報の受け皿というわけだ

タイトルRe: レムーリアの意義 草稿 全文
記事No118
投稿日: 2006/12/06(Wed) 01:10:30
投稿者S43
○世界構造の概要

無名世界観では、各々の世界は互いに似通うようにできている
ワールドタイムゲート(WTG)と呼ばれる伝達手段によって、連結され、情報をやり取りすることでこれを行なっている
どこかの世界で歴史に大きく影響するような出来事が起こると、その情報を伝達し、受け取った世界で同じような事が起こるというわけだ
一方、さほど重要でない出来事は他世界に伝達されず、その世界内で完結する

こうして、それぞれの世界は完全に同じではないが、歴史の流れといった大きな目でみれば似ているという関係にある

少しずつ違う世界の差を距離と表現する
世界の違いが大きいほど距離が大きい・離れているという

○情報伝達とそのロス

WTGによる情報伝達はこの距離が近いほど起こりやすく、あまりに遠いと起こらなかったり、一部しか伝達できなかったりする
つまり、WTGによる情報伝達にはロスがあるのだ
理論上、距離が0だとロスは発生せず、100%伝達されるのだが、距離0とは世界に違いがないことを示すので、それは既に一つの世界である
(そういう状況もあるのだが、その説明は割愛する)
距離が離れるに従って、発信した情報と受信した情報に差が生まれる
これがロスだ

○ロスがあるとどうなるのか?

WTGによる情報伝達が行なわれる時、それによって、互いの世界はエネルギーをやりとりする
単純に言えば、情報を発信した世界から受信した世界にエネルギーが移されるわけだ

情報伝達にロスがあるということは、世界全体でエネルギーを失っていくことに他ならない
世界が冷えていくという表現もできるだろう

全てのエネルギーが失われると完全なる終局が待っているのみである

○ロスの受け皿

では、ロス分の情報はどこに行くのか?

世界が崩壊しない為の機構があるのなら、この受け皿が存在するはずである
どの世界も受け取れなかった情報を受け止め、世界が冷えてしまう前に還元するという存在が

これがレムーリアなのではないかと考えられている

○何故レムーリアが受け皿なのか?

レムーリアの情報は小儀式魔術「ターニの帰還」に多くみられる

舞台となったのは第5時代と呼ばれる時代であり、そこには蜘蛛の女王が君臨していた
蜘蛛の女王といえば、式神の城1で玖珂光太郎らが倒した太陽神ひわこが思い出される
太陽神とはその世界の中心となる存在であり、当然情報伝達される対象である
より大きな情報はより多くの世界に情報が伝達されると同時にロスする情報も多くなる

通常その大きな情報の持ち主が死亡すると他世界で情報を受け取っていた存在(これを同一存在という)にも死亡情報が伝えられ、
その存在も死亡やそれに近い状態に至る

式神世界で死んだ蜘蛛の女王が健在であるのは、レムーリアが死亡情報を受け取っていないか、その情報が不完全であると考えられる

この時代、信仰される神々は単なる信仰の対象に留まらず、実体のある力を持った存在である
姿を現した海の女神も大地の女神も9mほどの巨体であった

9mの巨体といえば、第5世界の人型戦車士魂号や栄光号のベースとなったホモ・ギガンテス・メガデウスが思い出される
ホモ・ギガンテス・メガデウスは第5世界の太古に存在した種族である

蜘蛛の女王と同様に既に存在しない筈のものが存在する例の一つである

これらが存在するとすれば、『本来存在しないはずのものが存在する』という事実が他世界に伝達されるはずである
ところが、レムーリアではこれが起こっていない

レムーリアは普通の世界とは異なり、情報を受け取るが他世界に情報を送り出していないということになる

まさに情報の受け皿というわけだ

○情報の還元
さて、こうしてレムーリアにはロス分の情報が集められるのだが、これを世界に還元しなくては世界は冷えてしまう

レムーリアは「さまよえる大陸」と呼ばれ、様々な世界を渡り歩く
しかし、常に移動しているわけではなく、停止・移動を繰り返している
現在は、再び動き出そうとしている

この状況からみて、停止状態のレムーリアは先に書いたように、情報を受け取るだけの存在であり、
一定量の情報を受け取ることで移動を開始し、移動によって蓄積した情報を還元すると考えられる

○まとめ
世界構造上におけるレムーリアの存在意義は、WTGの情報伝達ロスを回収し、再びそれを還元するというもので、例えるならば、「情報の鹿威し」といった存在である