るしにゃん王国

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■1529 / inTopicNo.1)  文族スレ4
  
□投稿者/ 更夜 付き人(64回)-(2007/06/29(Fri) 00:17:42)
    勝手に立てました。
    問題があれば怒ってください。
    いじょ。
引用返信 削除キー/
■1530 / inTopicNo.2)  ネタSS
□投稿者/ 更夜 付き人(65回)-(2007/06/29(Fri) 00:19:44)
    高位森国人単体のHQの話題でふとおもいついたので書いておく。
    別に使わなくても良いです(笑)


    ネタです!(笑)




    ある日、更夜は王宮をあるいていた。
    いつものように仕事をサボって昼寝に行くためだ。
    ふと、前を見るとひょこひょこ歩く人影がある。
    王猫アルフォンス様である。
    何か様子がおかしい…というか格好がいつもと違う。

    「?…アルフォンス様?」
    ふりかえりにぱっと笑う。
    「にゃはは♪」
    「どうしたんですかその格好は…ってその杖は!」
    アルフォンス様の持っている杖をよくよく見ると【マサヨシ】と彫ってある。
    「これもうすぐ帰ってくるS43さんのじゃないですか。だめですよ勝手に持ち出しちゃ…」
    「にゃはは♪」
    悪気のない笑顔で笑うアルフォンス様。
    「ちょ、その頭環は私のでしょう! ほら、裏に油性マジックで更夜…と…書いてねぇ! 誰だ後から二重線で消してジゴロとか書いたやつは! それはともかくいつの間に持って行ったんですか」
    「そしてその絹の服はテルさんのですね。裏地にテルさんマークの刺繍が…ってそんなにスカート持ち上げちゃだめです! まったくもう…」
    「にゃはは♪」
    満面の笑顔のアルフォンス様。
    「とりあえず着替えないと…みんなのところに行きましょう。テルさんでもいれば着替えさせてもらいましょう、いいですね」
    「にゃはは♪」
    分かっているのかいないのかやはり笑顔のアルフォンス様。

    3分後………。

    「かわうい!」
    「ちょ! 保存!保存!」
    「いいですねー」
    ……。
    口々に好き勝手なことをいう面々。
    「にゃはは♪にゃはは♪」
    アルフォンス様は大喜びである。

    この後も色々大変ではあったがそこは記述しないでおく。
    ただ、この後ここにいた面々はアルフォンス様への愛の戦士・魔法使い(個人着用アイドレス06参照)となった、と書くに留めておく。
引用返信 削除キー/
■1619 / inTopicNo.3)  写真お披露目の巻
□投稿者/ manaly 一般人(21回)-(2007/07/16(Mon) 13:26:18)
    勝手に書いてみました。
    まあなんかに使えれば幸いです。いじょ。
    --------------------------------------

    「アンコさん。お見合い写真、上がりましたよ」
    「!」
     ある日のるしにゃん王国・王宮談話室。
     今日も無邪気に「にゃはは♪」と笑っておやつのドーナッツを食する王猫アルフォンス様の姿に和んでいた王様以下、王宮メンバー一同は、お茶を運んできた女官の一言に顔を見合わせた。
     彼女が、黒オーマとの「お見合い」に立候補したのは話題になっていたが、――そこまで話が進んでいたのは初耳であった。
    「いつの間に撮ってたんです?」
    「そこは乙女の秘密アルよ」
     にっこり笑って、ウィンクするアンコ。
    「ちょっと見ていいですか?」
    「あ、見たい見たい」
    「私もー」
     口々に言って、彼女の周囲に集まる一同である。
    「早く開いて見せてよ」
    「にゃはは♪」
    「ちょ、ちょっと待つアル……」
     周囲の盛り上がりに目を瞬きつつ、箔押しアルバムを開く。
     そこに納められていたのは、おすまし気味に微笑む美少女の写真だ。――上品な色合いの着物は桜色。結い上げたお団子頭は普段の通りだが、それでも牡丹の髪飾りでまた違った趣を感じさせる。――なんというか、そう、艶やかさが違うのだ。
     やがて、ほう、と溜息をついて口を開いたのは、国の長たる、るしふぁ王であった。
    「……意外と綺麗に撮れてるねえ」
    「それはどーゆー意味アル……?」
    「ごめんなさいごめんなさい」

     るしにゃん王国、本日も平和である。
引用返信 削除キー/
■1620 / inTopicNo.4)  お見合いのためのなにか
□投稿者/ はっぷん 付き人(85回)-(2007/07/16(Mon) 14:34:56)
    2007/07/16(Mon) 15:52:50 編集(投稿者)

    こんな感じでいいですか? >あんこにゃン

    **********************************

    <<四暗刻 : 麻雀で暗刻(自分のツモだけで同一牌が3枚揃ったもの)を4組作った場合につく役。役満(とてもつよい)>>

    はっぷんさんのコメント

    え? ああ、あんこにゃンの紹介ですか? お見合いの。
    えーと……改まって言われるとむづかしいですが、エセ中国人?

    (カメラの後ろから何かカチャッという金属音)

    ああいやごめんなさい! もう言いませんから! 言いませんから!

    ふー。

    あんこにゃンは技族としては国でトップクラスの実力です。
    技術もそうですが手が速い(絶技パンチより速いとの噂)のが彼女の魅力ですねぇ。
    事あるごとに絵を持ってきてくれてるので皆助かって、というか大喜びだ。

    さらに得意技はエロ絵なのでやっぱり皆大喜びだ(被害者を除いて、ですが)。
    でもあまりエロいエロいっていうと本人は照れる。割と乙女。

    あと自分の印象としてはしょっちゅうイモの皮を剥いている気がします。
    コロッケでも作っているのでしょうか? キャベツはどうした?

    そんなあんこにゃンですが、なんかお見合いするらしいのでよろしくお願いします。
    いや、お見合い写真も拝見しましたが馬子にもなんとやらで大変お似合いですよ!
    そのお色気で黒を手篭めにしてくるんだ! 応援してます!

    ……どうですか! こんなとこで。これでお見合いも大成功! 間違いないイィ!
    我ながらお役に立てて光栄ですよ! はっはっは……あれ? い、いや、だからそれを仕舞って……あれ? ああああぁぁーー!

    (ブラックアウト そして鈍い打撃音)
引用返信 削除キー/
■1623 / inTopicNo.5)  お見合い提出文
□投稿者/ 幽 ファミリー(158回)-(2007/07/16(Mon) 16:20:21)
    2007/07/17(Tue) 11:04:44 編集(投稿者)

    プロフィール

    写真:
    http://gamechaki.kotonet.com/tellur/kasu.jpg
    (作:テル@るしにゃん王国)
    国民名:幽
    種族:高位森国人
    所属:るしにゃん王国

    誕生月:5月
    血液型:O型
    年齢:ヒ・ミ・ツ♪

    メガネとメイドをこよなく愛する人見知り。
    永遠の日陰者。
    いつのまにかるしにゃん王国で(名目だけは一応)摂政の任に就いている人。
    出自はるしにゃんだが、
    かつて(アプロー時)わんわん帝國ではぐれバトルメードだったこともある。

    エセ星見司だが、
    なんかこんなこともやっている。
    http://strawberry-dog.sakura.ne.jp/pro/hanami/hanami.html#kikaku2

    ************************

    国内は九州会戦でおおわらわだったが、
    戦いにあまり興味のない幽は
    個室でお見合いの資料を眺めていた。

    「アンコさんや鷹臣さん出てくれるのかー。ありがたいなー。
     南無さんもだ。
     …お見合い。お見合いか…」

    見合い。
    結婚相手として適当かどうかを互いに判断するために、
    男女が面会をすること。

    「結婚と言えば」

    今、国にはTAGAMIと知恵者が貴賓として逗留している。
    熟年カップルなのでさすがにどこかの元ぽややんのように
    イチャイチャはしていないが、
    夫婦が揃っている情景はやはり幸せそうに見えた。
    知恵者の招聘には反対していた幽だったが、
    こういう結果ならば悪くないなと思える。

    生まれてこのかた、色恋沙汰には縁がないというか、
    そもそも恋なんかしたことのない幽だが、
    そんな幽でも人並みの幸せがうらやましくなったりするのだった。
    うらやましいというか妬ましい。

    「……ちぃ」

    がさごそと引き出しから自分の書類を取り出し、
    おもむろにお見合い申請の書類に紛れ込ませる。
    キョロキョロとあたりを見回す。

    「ま、まあ選抜だから通らないって。
     参加賞目当てだよ、うん。
     ……いや、ほんとだってば」

    誰もいない中で一人で言い訳を呟く幽は、
    どう見ても危ない人だった。



    というか幽先生、黒オーマには男しかいませんけど。
引用返信 削除キー/
■1625 / inTopicNo.6)  お見合い席にスパイに行きます
□投稿者/ 南無 付き人(54回)-(2007/07/16(Mon) 20:55:41)
    2007/07/22(Sun) 12:27:50 編集(投稿者)
    2007/07/22(Sun) 11:48:39 編集(投稿者)


    プロフィール

    国民名:南無
    所属:るしにゃん王国
    性別:雄
    外見:http://www.kotonet.com/~gamechaki/bbsl/data/IMG_000320_4.jpg

    アイドレス:高位森国人+理力使い+魔法使い+風の中心を探すもの

    誕生月:11月
    血液型:B型
    年齢:17歳

    特技:ひっそりとすること、尾行、神出鬼没
    趣味:人間ウォッチング

    性格:物静かで内気、話したいことはいっぱいあるけど恥ずかしがりなので上手く話せません。
    長所:家事や裁縫、工作暗殺なんでも小器用にこなします。健気です。
    短所:下僕精神が染み付いています。

    コメント:「ふ、ふつつか…もの、ですが…(赤面)」
引用返信 削除キー/
■1629 / inTopicNo.7)  Re[2]: お見合い席にスパイに行きます
□投稿者/ テル 軍団(111回)-(2007/07/16(Mon) 22:08:09)
    2007/07/16(Mon) 22:10:22 編集(投稿者)



    国民名:テル
    種族:高位森国人
    所属:るしにゃん王国

    星座:しし座
    血液型:A型
    年齢:23歳

    特技:どこでも寝れること
    趣味:良い旅夢気分 美味しいもの食べる事

    性格:直情。行き当たりばったり。何も考えていない。

    「いざ尋常に勝負です!」
    http://gamechaki.kotonet.com/tellur/miaitel.jpg
引用返信 削除キー/
■1630 / inTopicNo.8)  お見合い
□投稿者/ 幽 ファミリー(159回)-(2007/07/16(Mon) 22:37:06)
    名前:鷹臣
    年齢:花も恥じらう十代
    特技:理不尽な主張。マジぼけ。料理。
    好きなもの:甘いの。腹筋。
    嫌いなもの:それは秘密です(CV:I田彰

    勢いでるしにゃん王国へ入り、技族としてちまちま仕事をしながら今に至る。
    先日、国の命運を賭けて開発されたコンジットボウの宣伝のためにグラビアモデル紛いの恰好をした姿が国中に晒される憂き目に遭う。が、わりと開き直った。ら、今度は黒オーマとのお見合いに駆り出された。
    運命だ、諦めろ。

    アンコ:「おみたん今度はコレ着るアルよー」
    鷹臣:「ひっ…!ちょ、ま、やめっ…いやぁぁぁぁぁ!た、助け…せんぱーい!!」

    髪の毛は以前は某人物に逢いたいがために願掛けで伸ばしっぱなしとなっていたが上記の不幸な出来事の際にざっくりやられたが、また新たな願いをこっそり掛けてるらしくある日寝て起きたら大分伸びてた。


引用返信 削除キー/
■1651 / inTopicNo.9)  ある意味実話。
□投稿者/ manaly 一般人(25回)-(2007/07/22(Sun) 17:41:06)
    昨日の夜、大絢爛を見ての、ある意味実話。
    ----------------------------------

     その日、ノーマ・リーはるしにゃん王国にはいなかった。

     久々に里帰りをしていたのだ――正確には郷里の旧友(悪友?)どもに呼び出されたのである。
     繁華街に連れ出され、夕食を共にし、ついでにそこらの店を冷やかしながら、ぶらぶらと遊ぶ。まあ、友人たちと集まった時のよくある光景であろう。
     したがって。
     それを見つけたのは、偶然だった。

     ―――反『お見合い』派が結集? グリーンジャケット同盟を名乗る

    「……なんだありゃ」
     王都――彼の郷里であるアルトピャーノ藩国で、繁華街らしい繁華街を持つのはここくらいしか無い――の一角にある電工掲示板にて報じられたその一文に、思わず目を瞬く。
    「なんだ。お前知らんの?」
    「知らない知らない。てかキミら、るしにゃん(長野)からココ(青森)までどれだけ掛かると思ってるんよ」
    「あー、1時間くらい?」
    「……殴るよ?」
     ゲンコツを作ってハーと息を掛けるノーマである。どうでもいいが、童顔なのでちっとも恐くない。当然ながら起きるのは大爆笑である。
     ひーひー笑いながら、それでも流石に気の毒に思ったらしい一人が口を開く。
    「だからさ、例のお見合いあるだろ。アレを邪魔する同盟ができてるんだよ」
     通称「グリーンジャケット同盟」。
     何処かの大泥棒――の孫(初期シリーズ仕様)にあやかった名前らしい。全員が上着にそれを使用。その姿で、見合い会場に突撃するとかなんとか。
    「確か、宣言とかなんとか出てなかったっけな」
    「あ、オレ知ってる」
     などと言いつつ、端末で引き出してきたのは緑の背景も眩しい意思表明。
     国が決めて行っているお見合いではないせいか、協賛者のリストが堂々と、しかも大量に並んでいる。ノーマでも知っているような有名人――いわゆるACEと呼ばれる辺りの人々(ドランジとか)――の名前もあるような……
     うっわオトナゲない。つか本気でオトナゲナイ。何やってんのあんたら。てか宰相はともかくドランジって本命、蝶子王(※レンジャー王国の)じゃなかったんか?
    「……あれ。これ、お前んとこの上司じゃねえの?」
     借りた端末片手に頭を抱えていたノーマの横で、ついと友人が指し示したのは「るしにゃん王国参加者」の欄だ。そこに並んだ、計六名はとゆーと。今朝、快く送り出してくれた面子がそりゃもう、物の見事に並んでいる訳で。
     ―――つか本気でなにやってんの、みんな……!
     声に出さずに慟哭するノーマに、再び大爆笑が上がる。

    「いやー、るしにゃんって面白い国なのなー、ちょっと見直した」
    「それ見直す所じゃないから! てかおかしいから! ってかああもうこうしちゃいらんない!」
     抱えていた端末を持ち主に押し付けて、ノーマは叫んだ。既に酔いも冷めている。
    「帰る!」
    「おー、いってこーい」
    「次は、るしにゃんの焼酎忘れんなよー」
    「忘れ物すんなー 歯ァ磨けー!」
     げらげら笑いの一団に見送られ、彼は走り出したのだった。


     余談であるが。
     帰国直前、続々と集まっていくグリーンジャケット同盟の中に、元国王の名前を見つけて、またもや彼は悲鳴を上げるのだが――まあこれは別のお話。
引用返信 削除キー/
■1652 / inTopicNo.10)  あるジゴロの災難
□投稿者/ ちゃき 軍団(122回)-(2007/07/22(Sun) 21:38:33)
    2007/07/22(Sun) 23:08:11 編集(投稿者)

    朝の執務室昨晩もマイル申請資料作成におわれる更夜は、結局3日連続で神殿に泊まることになった。

    ぐいっ!!うわっ!
    いきなり何かに担ぎこまれた感じがして少したって

    ぺしょっ

    目をこすりながら起き上がると、スゥ・アンコが目の前に立っていた。
    「ふあーよく寝た……ん?アンコさん…ここどこ?」
    ばっさーと緑のジャケットをどこから出したか分からないが目の前で広げると。
    「さあ、これを着るアル!ジゴロも手伝うヨロシ!いまから、グリーンジャケットの入隊を許可する!」
    「グリーンジャケット部隊?なにそれ?」
    「つべこべ言わずにこのマスクをつければいいアル!」
    といって、ジャケットの胸ポケットに入っていたマスクをむりっくり更夜の顔にかぶせる。
    「え?マスク?…ちょ、やめ……もごもご」
    「よれでいいアル、じゃあこれを読むヨロシ」
    「ええと…大事な南無さんをー渡しはしないーお兄ちゃん仮面ここにさんじょー(棒読み)」
    「よし、完璧アル!あとは正義に聞くヨロシ!」
    何か得心したのかまったく分からないが、スゥ・アンコは満足した顔でその場を立ち去った。

    …なんだ、これは?しかし、まあ青にして正義ことS43ならそのあたりの事情にも冷静に応えてくれるだろう正義はどこだっと

    猫士たちに聞いて未婚号の収納庫にいると聞いた更夜は、その淡い期待が音を立てて崩れる瞬間を目の当たりにする。
    9メートルある未婚号にはけ一本もって色をぬってるちゅ(げふ 一人の男の姿があった。ちょっと、まってくれ一体何事なんだ?おれは、なにも聞いてないんだが。とにかく話を聞いてみないとな

    「ちょ、正義さ〜ん何やってるの?」
    「あ、更夜さんじゃないですか?マスクにあってますよ!」
    (いや、そんなことはどうでもいいだ)
    気を取り直して、更夜は事情をきくと
    「げげ、そんなことになってたの?」
    「え?知らないのにマスクしてるの?!」
    「これは、アンコちゃんが勝手にだな!!」
    「ふむふむ、まあ分かりました…」
    「ちょっと待ってくれ、なんか引っかかる」
    「あ、そうだ更夜さんのほうは出来上がってますんで」
    「って、ながさ な い で、ってオレのほう?」
    そういうと奥にはびっちりと緑でペイントされた未婚号が
    「ちょ!正義!あれはなんだ!アンタがやったのか!俺の未婚号どうしてくれんだ!!」
    「ええと、更夜さんの分は…」

    かしゃーん

    振り返るとそこにはぷーとらがおにぎりとお茶を持ってこようとしていたのを
    お盆ごと落としたすがたがあった。

    「ご、ごめんなさい。わ、わたし・・・いらないことしちゃいました?」
    もう涙目である、正直更夜にはもう手立てがないことだけははっきり分かっていた

    「正義、仕組んだな?」
    「え?知りませんよ。ほら、ぷーとらさん泣いちゃいますよ、はやく行ってあげて」
    「おぼえてやがれ!  ああ、ごめんなぷーとら!!」
引用返信 削除キー/
■1653 / inTopicNo.11)  トレンチコート撮影中
□投稿者/ ちゃき 軍団(123回)-(2007/07/22(Sun) 22:21:58)
    2007/07/22(Sun) 22:32:43 編集(投稿者)
    2007/07/22(Sun) 22:22:22 編集(投稿者)

    トレンチコートに身を包みタバコをくわえた一人の女性が、
    明け方の神殿から出て行く。

    まったく関係ないが、ここで西部劇とかで出てくるコロコロ転がる草が
    意味不明なくらい不自然に現れたのはこの際忘れてくれ。
    もちろん、そんなものはこの国には生えてない。

    ぺき、びりびり ぱく

    「あーテルさん!撮影中に食べちゃだめですよ!」
    「え?もう撮ってたんですか?」
    「せっかく、トレンチコート用にプロモーション取ってるんだから」
    (もぐもぐ)
    「聞 い て く だ さ い !」
    「き、聞いてます!」
    「はい、これ食べちゃダメですよ!」
    まったく、オレはなんでグリーンジャケットなのにこっちのプロモーション(SS)を手伝ってるんだか…
    というか、カメラだけで演出はテルさんってのもなかなか難しい
    というか、この一式どこから調達したんだ…

    と気を抜いてたら、さっきのころころする草をクレールさんがほうきで掃いていってるし
    「あー!クレールさんダメダメ!そのころころ草たかいんだから焚き火しないで!」
    「えと、お掃除は大事ですよ」
    「もう少しだけ待ってください!というかクレールさんもトレンチ着てあそこから登場するんですよ!」
    「え?でも、はっぷんさん帰ってましたよ?」

    あとは誰がいたっけ?
    あーそうだ、manalyさんに猫士を連れてきてって頼んだんだ。
    猫士は持ち込めないのに、超監督ことテルさんがプロモーションなら大丈夫と
    わけの分からん力説で入れることになってたのである。
    どどどどど
    言い知れぬ、不安感と少しばかりの期待を胸に振り返ると
    「ちゃきさーん!猫士全部連れてきましたよ!」
    もはや声にならない声で
    「だれが、全部って言ったっけ・・・」

    30分後
    もはや、セットなど廃墟と呼んでいいだろう
    飽きて寝てしまった猫士と全て無に帰すように掃除をするクレールさん
    振り返るとテルさんが既に二本目のシガレットチョコを完食していた。

    もう、泣いていいかな?
引用返信 削除キー/
■1656 / inTopicNo.12)  出立前の独り言
□投稿者/ 南無 付き人(56回)-(2007/07/22(Sun) 23:45:26)
    2007/07/23(Mon) 00:16:55 編集(投稿者)

    「くすんくすん」

    深夜、王宮の屋根の上に響くすすり泣きの音。
    うずくまる影は習慣的に月の明かりを避けた位置にあった。

    「うっく、えっぐ、ひどい、皆ひどいよう」

    袖に顔を埋めているのは新米忍者の南無。
    先日、恐ろしく競争率の高い黒オーマとのお見合いに当選した、国内唯一の志願者であるが、国内で1,2を争う引きこもりでもある。
    彼女…否、彼は、強いて言うなら黒のバルクが好きだった。
    それはもう、出るたびに、愛らしい、嫁に欲しい、などとのたまう程度には好きだった。
    ただ、今回のお見合いに志願したのはあくまでもNWに平和をもたらす為で、潜入調査というか、まあそんな感じの下心が主なのだ。
    だがそこへ来て「頑張っていいだんなさん見つけてきてね!」「応援してます!」「おめでとう!」などとちょっと方向性の違う言葉を散々あびせかけられてしまい、戸惑っていたところで憧れの技師はっぷんにまで激励されてしまったのが止めで、17歳の乙女心はほんのり傷ついてしまったのだった。

    「違うのに、別にそんな、結婚しにいくつもりなんか、なかったんだもん…くすん」

    今日、国は賑やかだった。
    こそこそと緑ジャケットの準備をする人々、トレンチコートの準備をする人々、国内は軽く分裂していつつもお祭り気分のようで、いつにも増して活気に満ちていた。
    多分当事者のはずの自分を除いて。
    そう、こののんきな国家にとって、NWの命運を分けるこの見合いは騒ぐためのダシなのである。もちろん自分もダシだ。
    そして、助けに来てくれるというお父さんやらお兄さんやらの仮面の人々は、付き合いに過ぎず、結局のところ卒業ばりの心意気とかではないのである。

    (切ない…、まだ17だけど、きっとこの先もその手の相手には縁ないのだろうな)

    ほふりため息を零して、ようやく落ち着いてきた涙の痕を一度拭った。
    国の役に立てる、皆が喜んでる。それなら、それでいいじゃないかと、思いたい。

    カコン

    硬質な音が下方から幽かに響いたのはそのときだった。
    こんな時間になんだと、屋根の縁まで行って地上を見下ろす。
    夜目にも映える明るい色合いの髪、大きな猫の耳、抱えているのは…ペンキ缶らしい(先の音はこれか)
    国一番の乙女、ことぷーとらの姿がそこにあった。

    「あ、ぷーとらさ…」

    最近なかなか顔をあわせられなかったぷーとらの姿に喜び、かけようとした声を、しかし慌てて引っ込めた。
    ぷーとらの行く先に気付いたのである。
    そこは、作られたばかりのハンガー。
    先日、海法よけ藩国から譲り受けた未婚号が収納されているはずだ。
    気にかかり、そっと後をつけたことを、間もなく南無は後悔することとなる。


    /*/


    夜が明ける頃、ぷーとらが立ち去ったハンガーの中でひっそりと佇む未婚号の前に南無は居た。
    未婚号はその全身を緑のペンキで塗りたくられている。
    踵のあたりには小さく「更夜さんLOVE」とか書いてある、どう考えても乙女の仕業であった。
    一人、それを見つめる南無の眼差しは、昏い。

    (カップルいいなあ)

    (幸せになりたいなぁ)

    (でも誰も私を好いてくれたりなどしないのだろうなぁ、えへへ)

    ほろり、また涙がこぼれてきてしまった。
    今度は拭えなかった。
    そっと顔を背けると、色を塗り替えられていない赤の未婚号が佇んでいた。
    美しい機体だ。不吉なうわさが付きまとうもの程、美しいものだ。あるべき姿なのかもしれない。
    何故こんな美しい機体に、未婚などと名付けたのだろうと今更になって思う。

    「一緒に、お見合い行きますか? 未婚号」

    問う声は夜気に沈むだけで、返答は無論、なかった。
    ただその、闇を受けて少し落ち着いた真紅の装甲が、返事の代わりに一瞬煌めいたように見えただけだ。
    思い込みかなと、自嘲を交えつつも、南無は小さく笑った。


    翌日、国側で用意された見合い用の衣装一式と共に南無は出立する。
    未婚号一機がハンガーから失せていると判明するのはその日の昼。
    めったに表に出てこない藩王一人の許可だけ得て、恋人いない暦=年齢の少年は未婚号を共に旅立ったのだった。
引用返信 削除キー/
■1659 / inTopicNo.13)  ある仮面の焦燥
□投稿者/ ちゃき 軍団(124回)-(2007/07/23(Mon) 21:23:17)
    「…いつも、そうだ…」

    ちゃきは、ひとり愚痴りながら帷幕を後にする。
    急遽組まれたグリーンジャケット同盟であったが、
    どうにもこうにも空気が合わない。

    実行までが長いと大抵こうなるのは見えていたが、
    悪い予感というものは的中するもので

    せっかくの機会をお祭りだの仲良く喧嘩だの、見当違いのスローガンを並べられて
    これでは、そろそろエントリーを取り消したくなってくるというものだ。
    この地上で、お見合いなどという単語を口にするだけで恐怖に駆られ
    世界中のトラウマになるほどの戦果を上げる予定にしていたのに

    戦争とは、人と人が尊厳をかけて殺しあうものであって
    決してにやけてやったり仲良くやるものでもない。
    そういうクソくだらん一文にもならん価値観がはびこっているのは

    実に嘆かわしい。

    やるべきは、まず敵医療部隊の撃破
    ついで自軍の医療部隊の撃破だ。

    ぐはははは!

    「ぼかっ!すみませんウチの馬鹿が」
    「な、何をする正義!!」
    「とりあえず、こっちくるアル。説教するアル」
    「さすがに、やりすぎはだめですよー」
    「クレールさんまで!?げ、まじやめて反省してます!!あ、あれだけはぁぁぁぁああああああああああああああああああああああ!!」
引用返信 削除キー/
■1660 / inTopicNo.14)  特にタイトルはない
□投稿者/ 更夜 付き人(74回)-(2007/07/23(Mon) 21:26:59)
    アンコは重々しく口を開いた。
    「…威力偵察だ」
    S43は答える。
    「誰を行かせますか」
    「更夜でいいだろう。未婚号を前へ!」
    「はい。……未婚号行け!」

    未婚号が動き出す。
    徐々に速度を上げてグリーンジャケット同盟前線基地から離れていく。

    その様子を横目にちゃきが口を開く。
    「更夜さんだけで行かせて大丈夫なのか…?」
    アンコはちゃきをちらりと見てつぶやく。
    「……ここで死ぬならそこまでの男だったと言うだけだ」
    S43も続ける。
    「アンコ様が行けと言われているのだ。口を出すな」
    ちゃきは何か言おうとして口をつぐむ。
    「(更夜さんあんた捨石だよ…)」


    「なんだかなーノリノリだなあの二人…」
    更夜はつぶやきつつも護衛部隊に向かって進む。
    「あれかな…」
    前方に護衛部隊と思われる、展開済みの部隊が迫る。

    個々の部隊を視認できる位置まで近づくと部隊の観察に入る。
    敵の攻撃はない。
    遮蔽物の影から影を移動したため気づかれていないようだ。
    展開された部隊の端っこの方にるしにゃん王国の面々を発見する。
    他の部隊に見つからないよう、回り込むようにして近づく更夜。
    そしてゆっくり近づきつつ、日曜大工で細工した外付けの拡声器で話しかける。
    「おーい!おれおれー」

    テルがいち早く気づき、微笑んだかと思うと、詠唱攻撃を開始する。
    「ちょ!まっ!」
    「フフフ、こーやさん年貢の納め時ですね」
    「まずは話をしよう!ね?ね?」
    「あーだめです。ジゴロ死すべし、とネコリスも言ってます」
    「そんな馬鹿な!…あ、えーとじゃあ、投降します。未婚号も脱ぐから。それならいいでしょ」
    わずかばかりの沈黙。
    「…ハッ!なるほど、そうやって油断させておいて殺すつもりですか。危ない危ない…」
    「えー!違うそんなこと考えてない」
    「フフフ、騙されませんよー」
    「ええと(何か話題転換は)……ところで南無さんは元気ですか?」
    「ええとね、南無ちゃんは……」
    またしても沈黙。
    「……なるほど。南無ちゃんをジゴロの毒牙にかけるためにやってきた、と」
    「!…待て!南無さんは男だし!!」
    「ジゴロに男女の差など!ぷーとらさんの例もあります」

    更夜はもうどうすればいいかわからない。

    そこへ側面から詠唱攻撃が加わる。
    とっさに避けるが、未婚号の左腕が落ちる。
    「更夜さん……避けると苦しむことになりますよ(にっこり)」
    「クレールさんまで!!」
    「タキガワの実家の鍵をよこしなさい!それを金儲けの道具に使うなんて許せません!」
    「ちょ!何言ってんのー??」

    そこへ今度はテルの詠唱攻撃。
    これにあわせるようにクレールも詠唱を開始する。

    「うわ、もう付き合ってらんない」

    とっさに壁を蹴ってジャンプし、空中へ逃げる更夜。

    -------------------------
    *唐突ですが今の場面をリプレイ*
    -------------------------

    テルがいち早く気づき、微笑んだかと思うと、詠唱攻撃を開始する。
    「ちょ!まっ!」
    「フフフ、こーやさん年貢の納め時ですね」
    「まずは話をしよう!ね?ね?」
    「あーだめです。ジゴロ死すべし、とネコリスも言ってます」
    「そんな馬鹿な!…あ、えーとじゃあ、投降します。未婚号も脱ぐから。それならいいでしょ」

    (ここで賢者はっぷんによる助言(*特殊)発動!)
    『聞いてはいけません。やつはそうやって油断させておいて背後からざくりと殺るつもりです』

    「…ハッ!なるほど、そうやって油断させておいて殺すつもりですか。危ない危ない…」
    「えー!違うそんなこと考えてない」
    「フフフ、騙されませんよー」
    「ええと(何か話題転換は)……ところで南無さんは元気ですか?」
    「ええとね、南無ちゃんは……」

    (ここで賢者はっぷんによる助言(*特殊)発動!)
    『答える必要はありません。やつは南無さんもハーレムに入れるつもりです』

    「……なるほど。南無ちゃんをジゴロの毒牙にかけるためにやってきた、と」
    「!…待て!南無さんは男だし!!」
    「ジゴロに男女の差など!ぷーとらさんの例もあります」

    更夜はもうどうすればいいかわからない。

    (ここで賢者はっぷんによる助言(*特殊)発動!)
    『クレールさん、やつはタキガワの実家の鍵をネットオークションで売り払うそうですよ』

    そこへ側面から詠唱攻撃が加わる。
    とっさに避けるが、未婚号の左腕が落ちる。
    「更夜さん……避けると苦しむことになりますよ(にっこり)」
    「クレールさんまで!!」
    「タキガワの実家の鍵をよこしなさい!それを金儲けの道具に使うなんて許せません!」
    「ちょ!何言ってんのー??」

    そこへ今度はテルの詠唱攻撃。
    これにあわせるようにクレールも詠唱を開始する。

    「うわ、もう付き合ってらんない」

    とっさに壁を蹴ってジャンプし、空中へ逃げる更夜。

    -------------------------
    *リプレイ終了*
    -------------------------

    とっさに壁を蹴ってジャンプし、空中へ逃げる更夜。
    その瞬間未婚号の背中にささる二本の矢。

    「え?」

    鷹臣はにやりと笑うと、射撃を再開する。

    というか何でここに弓兵がいる!
    前線基地に居るんじゃないのか?
    更夜は自問する。

    (S43のメッセージ)
    「こんなこともあろうかと、アンコ様が戦略移動なされたのだよ!」

    「ちょ!余計なことを!!」


    そして弓兵の射撃は止まらない。
    「空中にいるやつはぼくの敵ー!」
    びゅんびゅん(矢を飛ばす)
    「地上にいるやつはぼくの将来の敵ー!」
    びゅんびゅんびゅん(矢を飛ばす)

    「落ち着けー!!」
    更夜の声は全く届かない

    2本ずつ飛ばされる矢は、更夜を徐々に追いつめる。

    ……。
    「2本ずつ?」

    更夜は背中に刺さった2本の矢を抜いて調べてみる。
    1本には【先輩命(はあと)】と血文字で書かれており、髪の毛が結わえてある。
    もう一本には【かすかのや】と書かれている…。
    矢くらい漢字で書けよ、と思いつつ声を上げる。

    「……ヲイ!かすかさん、こっそり鷹臣さんの矢に合わせて撃ってんじゃねぇ!」
    「バレタ!」
    「というか何で!?」
    「んーと、大魔法使いのくせにジゴロなのは許せんとか、射撃の練習がしたかったとか、色々あるけど一番は……」
    「一番は…?」
    「………なんとなく?(にっこり)」

    「……」
    「……」

    「なんでやねーん!」


    更夜の叫びはむなしく空に響いた。


    この一部始終を見ていたノーマ・リーは小さくつぶやいた。
    「この人たちはやはりどこかおかしい…」






    ……
    ………
    「ん……う……夢か」

    目を覚ます南無。
    お見合いの待合室の窓から外を眺めなつつうとうとしていたらしい。
    外では護衛部隊がちゃくちゃくと集まってきている。
    遠くに目をやれば砂煙のあがる場所があり、そこはグリーンジャケット同盟の前線基地らしい。

    「みんな楽しそうにしやがって…(ぐすっ)」
    「参加者なんていっても結局みんなが騒ぐダシじゃないかー(えぐえぐ)」
    「……」
    「……てやる」
    「……暴れてやる」
    「未婚号で…暴れてやる…」

    その目は暗く…虚空を見つめていた。





    ----------------------------------
    夢オチですいません(笑)
    南無さんがこれをみて凹みませんように。
引用返信 削除キー/
■1669 / inTopicNo.15)  第九の魔法
□投稿者/ クレール 軍団(101回)-(2007/07/25(Wed) 22:47:55)
    2007/07/27(Fri) 21:25:43 編集(投稿者)

    文族の春,もしくは戦闘支援SSにでも送ろうかなって感じです。

    完成しました!
    -----
    終末の予兆は唐突に訪れた。
    その時多くの者は空を見上げていたが,遡ること180秒前に,それは始まっていた。
    「知恵者,ここのギャグはもう少し手の振りを大きくしたほうが…」
    はっぷんが共同研究者の知恵者に提案をしようと顔を向けると,そこにあった太めの身体がなくなっている。
    「……知恵者? かくれんぼからはじまるギャグはちょっと古いんじゃ…。」
    そういって部屋中をかき回し,本当に失踪したとはっぷんが気づくまで,3時間かかる。

    はっぷんが知恵者の失踪に気づいた時より遡ること2時間57分。
    その日は雨であった。霜が降りる季節でもないので雪が降るはずなどなかった。
    王国の気象台も,雪の観測はなかったと公式に発表している。
    だが多くのものはその日確かに雪が降ったと証言した。
    唐突に雨の音が聞こえなくなって,外を見ると,淡い何かが降り注いでいたと。
    時間にしてわずか10分ほどの現象で,また雨に戻っていったと。

    その日を境にるしにゃん王国の病人は,軽重を問わず快方に向かいはじめ,雪の奇跡だと喜ばれた。
    一部の真実を知っている者を除いて。

    次の日。小笠原にリゾートに向かっていたクレールと鷹臣が永い眠りについたTAGAMIを連れて帰国した。
    二人は黙して多くを語らず,「ごめんなさい」とだけ残して自室に消えた。
    ターン9の着替えで弓兵となった南無が二人の部屋から天領に提出する小笠原レポートを発見したのはその夜である。
    すぐに特別秘密国会が召集された。以下がその音声議事録である。

    -----再生ヲ開始シマス-----

    かすかの発言:「アルフォンス様を雪に埋めるのはしのびないな。」
    はっぷんの発言:「TAGAMIほどの重傷者は出ませんでしたが,数名が先ほどの雪で倦怠感を覚えたそうです。」
    るしふぁの発言:「AZANT…世界の終わり…ですか。」
    S43の発言:「誰もが動かなくなる世界。その先は…ハッピーエンドではないですな。」
    ちゃきの発言:「ループはこまるよな またやんなきゃだろ?」
    南無の発言:「やっぱり…なくなっちゃうんですか。」
    るしふぁの発言:「ですね。ガンパレードオーケストラの螺旋のように。歴史が全部消えると思います。」
    はやての発言:「ほんとかよ…全部,全部なくなっちゃうのか。この会話も,この思い出も,何もかも!」
    S43の発言:「ええ。」
    かすかの発言:「ああ、何かがなかったことにされるのは、ぼくが一番嫌うパターンですな(笑)」
    南無の発言:「……運命,かえましょうか」
    S43の発言:「世界閉鎖を止めれば間違いなく変わるな。そのためには勝たなくては。」
    スゥ・アンコの発言:「じゃあ,戦いに備えて 支援量産するアルヨ!」
    「ワタシ,以前南無に頼まれたるしにゃんの作戦一覧を作成してくるネ。」
    南無の発言:「まだ,おぼえていてくれたんですか。前の約束。」
    スゥ・アンコの発言:「当たり前のモチのロンアル! 」
    ちゃきさんの発言:「めんどくせーが。よりめんどくせーよりマシか?」
    (思い切りドアが開く音)
    鷹臣の発言:「ま,まって!」
    クレールの発言:「私達をないがしろにするなんて酷くありませんか?」
    (足音,そして紙を拾い上げる音。)
    クレールの発言:「これ,私のレポートのコピーですよね。」
    (しばしの沈黙)
    クレールの発言:「…10ターン目になったら,覚悟してくださいね。」
    (静かな笑い声とも安堵の息とも思える音)
    クレールの発言:「私は編成を組んできます。もっと最適な組み合わせがあるはずですから。」
    鷹臣の発言:「わ,私も一緒にやります! どんな支援を作ればいいのか考えるのに役立ちますし」
    (壁に身体が打ち付けられる音)
    鷹臣の発言:「あ,あれ?」
    南無の発言:「鷹臣さん。何をするにしても体が資本なんですから。眠れるときは。寝なさい」
    鷹臣の発言:「でも…!」
    スゥ・アンコの発言:「正義が運命かえるために動いてるんだから。かわるよ。だから寝れ。」
    鷹臣の発言:「うぅ・・・はい・・・。」
    更夜の発言:「いつか空き缶になりたいです」
    ぷーとらの発言:「更夜さん,おきてください。ほら,いきますよ。運命を変えるために。」
    (いくつもの足音。そして静かになり…)

    -----録音内容ハ以上デス-----

    これが,他国にも注目されることの殆どない,小さくも大きくも無い故に目立たない,
    緑との戦いで完全燃焼したと言われ,滅亡も近いとまで噂されたるしにゃん王国が,最後の闘争を始めたときである。

    そしてこの一件は,どこよりも早く悪童同盟の王とその幹部となった悪童屋とゆうみに届く。
    「…………。」
    読み終えた旧友からの手紙を丁寧に折りたたみ,悪童屋はそれを引き出しにしまった。
    手紙を運んできて,一緒にその中身を読んだゆうみが声をかけた。
    「…大丈夫でしょうか。」
    その言葉を受けた悪童屋は静かに微笑むと,遠いあの地を見つめるような目をしながら,答えた。
    「るしにゃん王国の魅力は,正直で,妥協しないところだ。そして,負けてはいけない所をしっていて,それ以外は負けっぱなしでもいいという気概に満ちている。」
    「はい。」
    「だから大丈夫さ。今あの国は負けてはいけないところを見つけたんだ。」
    「……そうですね。」
    そう言ってゆうみは,静かに微笑んだ。

    …とはいえ。
    次の式神世界戦が儀式魔術の最終戦でしかもそれが降下作戦なら,弓兵を主戦力として再編成しても意味が無いような?
    その矛盾に気づくのは,数日後のことである。
    -----
引用返信 削除キー/
■1683 / inTopicNo.16)  ゆきのふるひの。
□投稿者/ manaly 一般人(26回)-(2007/07/26(Thu) 21:53:40)
    ----------------------------------

     その少し前から、ノーマ・リーは猫に埋もれているのが常であった。

     ちなみにこれは、比喩的な意味ではない。文字通り、猫にまとわりつかれている。しかも1匹ではなく、常時最低でも3匹くらいはくっついている。
     彼が猫神アイドレスを着るようになった頃――ちょうどるしにゃん王国に青く光る雪が降ることが珍しくなくなってから現れ始めたこの現象は、昨今では一種の怪談となりつつあった。
     なにしろ、ふと見ると人型をした猫の塊が歩いているのだ。普通の人間は腰を抜かすというものだろう。巷の噂では最近、頻発する引きこもりはこの猫塊に遭遇したせいだと言う者までいるという。

    「……ねー、そろそろ降りない?」
     今日も登庁の為、王宮への道をぽてぽて歩きつつ、ノーマは呟いた。
     ちなみにこの言葉はというと、頭の上にどんと居座った茶虎の猫へと向けられている。本日のお供は、早朝出勤のせいかこれ1匹だ。なんとも愛くるしい顔立ちの、女性陣が見たらキャーと黄色い声を上げて抱きつきに来そうな美猫なのだが、浮かべる笑顔はなんともふてぶてしい。
    「にゃ(降りない)」
     ついでにノーマの耳に届く声はとゆーと、ふてぶてしくも逞しい男の声に聞こえたりする。猫神アイドレスのせいらしい。グッバイ僕の幻想。
    「僕にくっつくくらいならさー、テルさんとこ行きなよ。テルさん猫大好きだよ? すりすりしてぐりぐりされてうにうにされるよ?」
    「にゃーうゥ(擬音が多いぜ、若いの)」
    「だって具体的に表現するとカド立つじゃ……んぎゃっ」
     語尾が悲鳴になったのは、頭の上に乗った猫が彼の耳を引っ掻いたからである。
    「……痛い」
    「にゃ。にゃーにゃねゥん(罰当たりな事ぬかすからだ。守護してやってんだから有り難く思え)」
    「守護って言われてもさあ……」
     溜息を吐きながら、行き道を振り返る。
     しんと静まりかえった街は、眠っているようだった。いや実際、眠っているのだ。
     この雪が降っているから。
     世界の終わりが近いから、だから眠っている。
     TAGAMIは既に眠ってしまった。この国も、もう少しすれば滅ぶかもしれないのだ。

     そうして、ふと思う。
     あんなに沢山いてくれた猫神たちも、もう彼しか残っていないのかもしれない、と。
     これで、最後になるかもしれないのだ。

    「ねう?(どうした、若造)」
    「んー。なんでもなーい。……いや、なんでもあるか」
    「にゃ?(どっちだよ?)」
    「……ん。だからさ」
     誰もいない城門をくぐって、溜息を吐く。

    「ちゃんと最後くらいは見届けないとなーって思ってさ」
引用返信 削除キー/
■1754 / inTopicNo.17)  さよならかすにゃん
□投稿者/ 幽 ファミリー(167回)-(2007/08/06(Mon) 13:18:04)
    2007/08/06(Mon) 13:19:46 編集(投稿者)


    るしにゃん王国の王の個室。
    そこで、幽は藩王るしふぁに頭を下げていた。

    「陛下、お暇をいただきたく思います」

    暇も何もお前なにもやってないじゃんとか思いつつ、
    首を傾げる藩王。

    「これからどうされるので?」
    「わたしが地底湖で黙々と砂の城を作っている間に、
     戦争も終わったようです……。
     しばらくは、見聞を広めるために旅に出ようと思っています。
     今までありがとうございました。本当に、お世話になりました。
     皆さんにもそうお伝えください」

    幽の目にはウソくさい涙が浮かんでいる。

    「あ、あとこれを」

    懐から怪しい包みを差し出した。

    「プレゼントです。
     ちと早いですが、お誕生日おめでとうございます。
     じごりんにも渡しておいてください」

    ばいばい、と大きく手を振る。
    るしふぁも手を振り返しながら、
    ネコリスにつまずいて転んでいる後ろ姿を見送った。

    そうして、幽は国府を去っていったのだった。

    /*/

    幽の渡した包みは、後になぜかゴミ箱から発見される。
    事情を知らないテルが回収してしまい事件が起きるが、それはまた別の話。

    /*/
引用返信 削除キー/
■1759 / inTopicNo.18)  Re[2]: さよならかすにゃん ぷーとらの食われる日
□投稿者/ 幽 ファミリー(168回)-(2007/08/08(Wed) 23:38:53)
    <じごりんへ。
     今までありがとう☆
     誕生日プレゼントを贈ります。
     後腐れがないよう食べ物にしたの!
     おいしくいただいちゃってね♪>

    「かすにゃんからです」とるしふぁに渡された包みを開くと、
    妙に少女チックな丸文字でそんな文面が認められていた。


    <銘菓ぷーとら焼>


    人形焼だ。
    だが人形焼とは思えないほど、異様に精巧なぷーとらが箱の中で並ぶ。
    外箱を見れば、『技術協力:はっぷん』などと書かれている。

    「…なにしてんだ、こいつら…」

    思わず頭を抱え呻くジゴロ。

    「というかリアルすぎて、なんか食べにくい…」

    そうつぶやいたところで、

     ゴッ


    吹き抜ける疾風。そして衝撃。
    空高く跳ね上がる更夜。

    「食ってやるのが愛情アル!
    愛しいからこそ食うアルよ!」

    拳を突き上げたポーズで、叫ぶ中華娘。
    その口に既にいくつかの人形焼を頬張っている。
    どうもアンコが絶技より早いパンチで殴ったらしい。

    「うん、うまいな」

    いつの間にかはやてもおり、
    パクパクつまんでいるのだった。


    そうして、みんなでおいしくいただきましたとさ。

    /*/

    「リアルスケールのものも作りましたが、
     あまりにアレだったので誕生日プレゼントとしては没になりました」

    はっぷん先生かく語りき。

    「その等身大のぷーとらさんは、どうやって廃棄したんですか…」

    なにか嫌な予感を感じつつ、青ざめた顔で尋ねる七海。

    「クライアントが引き取っていきました。
     AIを搭載して動かすとか言ってましたよ。
     腹を空かせた国民に、
     自分の体を食べさせるために練り歩くそうです。
     アン○ンマン・システムとか何とか」

    この場合のクライアントとは、幽のことである。

    絶句する七海。



    これよりしばらくの後、
    るしにゃん王国内の森で
    徘徊する奇妙な美女を見かけるという噂が広まったが、
    真相は定かではない。
引用返信 削除キー/
■1951 / inTopicNo.19)  函の中の戦士 ビギナーズガイド
□投稿者/ クレール 軍団(117回)-(2007/11/21(Wed) 21:13:31)
    2007/11/23(Fri) 07:48:27 編集(投稿者)

    小笠原ゲーム,広島ゲームに続くゲーム第三弾,函の中の戦士。
    ここでは,ちょっと他二つのゲームと一線を画す函の中の戦士についてガイドをしてみようと思います。
    興味がある方,予習してみたい方,数学的説明が苦手な方はご覧ください。

    ・ゲームの進め方
    このゲームでは,小笠原ゲームや広島ゲームのように裁定側から先にアクションがくることはありません。
    そのため,プレイヤー側からゲームの開始を宣言しなくてはいけません。

    ゲーム開始の宣言方法は,ゲームの目的の前に「ICP」という英文字をつけて発言することです。
    たとえば「ICP 囚われの姫君を助ける」といったように。
    するとそのゲームが出来るかどうか裁定が下され,
    プレイ可能なら「The world is answered.」と返答が来て必要に応じて状況説明が始まります。
    もしもプレイ不可能な目的であった場合,「The world is not answered. 」と返答がなされます。
    こうしてゲームを無事始めることができたなら,あとは函を上手く操作してクリアまで一歩ずつ進んでいくだけです。

    ・函ってなあに?
    このゲームの最大の魅力にして最大の難関は「函」の存在です。
    その函について,理解を深めていきましょう。

    「函」とは,要するに「函型汎用生産兵器」です。
    ・・・ぜんぜん要するになっていませんね。順番に説明していきましょう。
    函は,材料を入れて,スイッチを押せば,品物が出てきます。
    しかもすばらしいことに,同じ材料を入れても,リクエスト次第で出来上がる品物はどんなものにもなりますし
    函は全く同じものでなければいくらでも作ることができるのです。
    このすごい「函」を自分達で作り,使うことでこのゲームは進行していくのです。

    ・函の作り方
    さて,この函の作り方は簡単です。「f材料=品物」と書くだけ。
    「f」を書くところが変化する前のものになるので,そこは間違えないでくださいね。

    函の一例:
    f鉄の斧=金の斧
    f南瓜と鼠=馬車と白馬
    f太った中村=痩せてかっこよくなった中村

    ・ユニバース定義って?
    とはいえ美味しい話には裏があるもの。この函も例外ではありません。
    それが,函に科された唯一のルール「ユニバース定義」です。

    一見して分かりにくい難しい単語ですが,要は「物を変えるときに守らなくてはいけないルール」です。
    たとえば,「質量が同じもの」がユニバース定義なら,材料と品物は同じ質量でなくてはならず,
    南瓜と鼠を馬車と馬に変えてもシンデレラが乗ることはできないくらい小さいものになってしまうでしょう。

    ですが,このユニバース定義を守る限りは函はあらゆるリクエストに答えてくれますし,
    ユニバース定義から逸脱しているかどうかは「〜は通りますか?」とGMに聞けば答えてくれますし,
    (通ります,と答えが来たらその函は作ることができ,通りません,と答えが来たら函は作れません。)
    通りません,と答えが返ってきたところで何かペナルティがあるわけではありません。
    なので定義から外れることを恐れず,どんどん函を作りましょう。

    ・函づくりのワンポイントアドバイス
    函を作るときのルールはユニバース定義だけですが,
    逆にユニバース定義だけ,という条件がどんな函を作ればいいかと皆さんを悩ませるかもしれません。
    そんなときは「ユニバース定義されていない定義」について考えるといいでしょう。

    例えば,質量だけがユニバース定義になっているとします。
    逆に言えば,「生物」であることは定義されていないわけです。
    なので,「無生物」である床や壁の一部を「生物」である猫や犬に変えて一緒に遊ぶことができるでしょう。

    また例えば敵に追われている状況で数だけがユニバース定義になっている場合。
    定義されていない「質量」に着目して砂を大岩に変えて敵を押しつぶしたりすることができるでしょう。

    ここで挙げた例はほんの一例にすぎません。同じ状況,同じユニバース定義に直面しても,もっと多くの回答があると思います。
    あなたの手に馴染む函を,どうぞ探してみてください。

    ・世界の謎ハンターおよび中級者向けガイド
    本来このゲームは世界の謎ハンター用として開発されたものだそうです。

    そして過去の統計上,世界の謎を解くためにゲームを始めればゲームのユニバース定義はほぼ「因果」に設定されるでしょう。
    このとき注意しなくてはいけないのは一足飛びに函を作ってはいけないことです。
    アイディアが閃いたとき,答えが実は見えてるときなどには一足飛びな函を作りやすいですので,十分注意してください。

    さらに,世界の謎を解き明かすときには「○○ではない」という情報も必要不可欠です。
    これは函づくりだけでなくゲーム目的(命題)を設定するときにもいえることで,
    「ICP ○○を証明する」 がたとえ通らなくても
    「ICP ○○を証明することができない理由を探る」 とすることで,
    求めていた情報に近づいていくことができます。このテクニックは十分活用しましょう。

    また,このゲームは予約なさった時間内なら何ゲームでもプレイすることができます。
    そのため小さな謎を大量につぶしていくことも大きな謎に挑んでいくこともできる。
    これも函の中の戦士の利点の一つといえるでしょう。
引用返信 削除キー/
■1957 / inTopicNo.20)  11/30 小笠原用
□投稿者/ クレール 軍団(118回)-(2007/11/30(Fri) 20:07:53)
    2007/11/30(Fri) 20:08:30 編集(投稿者)

    もっていくもの
    ・微音銃+強装弾マガジンと通常弾マガジンを2つずつ。
    ・にゃんにゃん共和国通貨(自分が所持できるだけ。1万にゃんにゃんくらい?)
    ・絢爛舞踏祭系ACEの滞在先リスト
    ・お弁当(サンドイッチとおにぎりの詰め合わせ)

    /背景SS/

    箱の中の戦士を終えたあとのクレールは、近年希に見るほど不機嫌であった。被る猫もロールも忘れるほどに。

    「・・・アキの、ばっかやろーっ!!」

    日も暮れた自室にて,叫びとともに浮かせた枕に渾身のストレートをたたきこむ。
    八つ当たりの対象に選ばれたかわいそうな枕はその衝撃に吹き飛び、おとなしく床でバウンドした。

    わずかに怒りを発散して落ち着いたのか、クレールはベッドにこしかけて、窓を通して夜空を見た。

    唐突に見知らぬ人間に見知らぬ場所に呼び出され、
    姿かたちも年齢も違う人物に知り合いの名前を出されれば疑うのも当然だし,
    私のコンタクトの仕方が不味かったのも事実。
    でも、あんなふうに言われては、理解できても納得がいかない。

    「あれでもゴージャスタイマーなんですか、っていうの、まったく・・・。」

    そこまで一通り不満を外に出したあとは,いつも申し訳なさと後悔の念が怒涛のごとくやってくる。
    とはいえ,あれは嘘ですと嘘をつくことも,泣いて詫びることもするつもりはないし,できない。
    行くも戻るもできない迷路に陥った気分である。どうしようもなくて,ため息がひとつこぼれた。

    そうして悩むこと小一時間。夜はさらに更けていく。
    窓辺より忍び寄る冷気に身を震わせて,ふと思った。

    「アキ,お金ないって話だったよね。・・・どうしてるかな。」

    小笠原とはいえ,夜は冷えるだろう。都市船などとは環境も違うはずだ。
    陸戦部隊の任務で何度か火星の外に出ていたような気がするけど,心配である。

    「……よし。会いにいこう。」

    また敵対心をぶつけられるか,それとも逃げられるかもしれないけれど。
    それでも,知り合いが困っている(かもしれない)と思うと,それを見過ごす気にはなれない。
    飛翔という海法よけ藩国の人物がアキを支援しているのは知っていたけど,
    近々小笠原は放棄されるらしいし,放棄された後の彼の身の振り方もわからない。

    自分のもしものそなえは空振りすることが多いけど,それでも用意しておくぶんにはわるくはないはずだ。
    そう思って,クレールは二日後の小笠原に向けて準備を始めたのだった。

    /おわり/
引用返信 削除キー/

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